「KOURYUU（交流）～日韓文化交流フェスティバル～」が10月7日～9日、宗像ユリックス（宗像市久原）で開催される。主催は「K-pop Academy HI!brand FUKUOKA（Kポップアカデミーハイブランド福岡）」を運営するフリーダムエンタテイメント（福津市西福間3）。

　「フリーダムエンタテイメント」は「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の世界遺産登録を目指し、2009（平成21）年から市民参加型ミュージカル「むなかた三女神記」を上演するなど、世界遺産と深く関わってきた。同社マネジャーの清水聖さんは「昨年は世界遺産登録5周年の節目だったが、10周年に向けて意識が薄れていくことを懸念している。エンターテインメント会社として毎年世界遺産を発信できるイベントを開いていきたい」と話す。

　フリーダムエンタテイメントでは「KOURYUU（交流）」と題し、来年以降も10周年までさまざまな交流イベントを展開する予定。今回は宗像市と韓国・金海市の姉妹都市締結30周年記念事業として日本と韓国の食や文化、音楽の交流を行う。

　ハーモニーホールでは、音楽フェスを開催する。出演は、「i☆Ris（アイリス）」（10月7日）、中川翔子さん（同8日）、「映秀。（えいしゅう）」さん（同9日）をはじめ、日本のアニソン歌手やアイドル、韓国のトロット（演歌）歌手やアーティストなど。このほか、俳優の田中健さんが特別出演するミュージカル「ハッピーバースデー」上演や、ドキュメンタリー映画「医師中村哲の仕事・働くということ」上映も行う。

　多目的広場では、野和太鼓（福岡市早良区）の演奏、朝鮮歌舞団演舞など伝統芸能発表、アップサイクル服を活用した「エシカルファッションショー」、メンズヘアショー、市民の舞台発表、「ドゲンジャーズ」ショーなどを行う。同ステージでは「新人発掘オーディション」も行い、観客投票で選ばれた参加者は音楽フェスのステージに立つことができる。現在、オーディションの参加エントリーをホームページで受け付けている。

　サーキット広場では、有料のふわふわ遊具などを設置するほか、ルートプラスによるスポーツ体験（8日）、福岡テレビ局のゆるキャラや同フェス応援隊長「ちぃたん」らと子どもたちによる障害物競走（9日）を展開する。

　清水さんは「アーティストのファンはもちろん、まずは地元の方に足を運んでほしい。世界遺産保全のため、皆でさまざまなことを考えるイベントになれば」と来場を呼びかける。

　開催時間は、ハーモニーホール＝10時30分～21時、多目的広場・サーキット広場＝10時～17時。音楽フェス、ミュージカル、映画はそれぞれチケットが必要。音楽フェスとミュージカルの料金は、当日＝6,600円（前売り＝5,500円）、小学生＝3,300円（同＝2,750円）。音楽フェスは未就学児無料（ミュージカルは未就学児入場不可）。映画は500円。