宗像経済新聞は2021年12月の創刊以来、宗像周辺の「まちの記録係」としてさまざまな人と出会い、地域のハッピーなニュースを届けてきました。その中で感じた宗像の魅力の一つは「人」。宗像には出身を問わず「シビックプライド」を持った人が多く「宗像が好き!宗像に貢献したい!」という市民の熱意が地域を支えています。
本特集では宗像で活躍する人を「むなびと」とし、「むなびと」が活動や事業を始めたきっかけ、活動・仕事に対する思い、これから宗像でかなえたい夢などについて紹介していきます。今回は全国レベルの選手が多数在籍する宗像市の空手道場「天翔塾」塾長の金子保さんに話を聞きました。
「天翔塾」塾長の金子保さん
小学2年生の時に、当時はやっていたブルース・リーの映画を見て、「かっこいいな」と思って空手を始めました。前の道場では指導員をしていたのですが、その中で「もっといろいろな子どもたちに教えてあげたい」という気持ちが強くなって、自分で道場を立ち上げました。4歳から社会人まで約40人の生徒がいて、黒崎にも支部があります。
前に立って、号令をかける園児
基本練習する生徒たち
あいさつのできる元気な子。学校で話しかけられた時にハキハキ話せるようになってほしいです。そのため稽古では、小さい子たちを前に立たせて号令をかけてもらっています。話しかけられるとうじうじしてしまう子も多いので、こういう経験を積み重ねて、自信をつけてもらえたらと思っています。
昔、道場の先生に「とにかく1人、強い子をつくりなさい。1人強い子をつくれば皆が強くなる」と言われました。実際に今、皆が切磋琢磨(せっさたくま)しながら強くなっています。上に強い子が何人もいるので、「自分もあんな選手になりたい」という気持ちが自然と出てきていると思います。
スパーリングの練習
天翔塾の空手はフルコンタクト(実際に打撃を当てて戦う競技)です。ミット打ちは、対人をイメージして思い切り打ち込む練習。人相手には思い切り打てないので、ミットでしっかり打ちます。また、試合で最後まで動けるようにスタミナも鍛えています。4歳ぐらいの子たちのスパーリングは見ていてかわいいですね。逆に大人同士になると激しくなるので、そのギャップも面白いです。
スパーリングの練習
気持ちです。とにかく気持ち。気持ちが強い子は何でもやり遂げられるし、途中で心が折れません。最後まで戦い抜く気持ちが大事ですね。
WKOジャパンアスリートカップ2023で優勝、準優勝した「天翔塾」の生徒
高校3年生の時に、WKOジャパンアスリートカップで全国優勝した子がいます。決勝は同じ天翔塾の選手同士の対決でした。同門対決は僕が一番嫌な試合で避けて通りたいですが、同じ階級なら必ず起こることです。試合前は「互いに出し切って、好きなようにやってこい」と送り出しました。
大会で入賞し、全国大会出場権を獲得した子どもたち
夏の強化合宿の様子(写真提供=天翔塾)
運動会の様子(写真提供=天翔塾)
全国制覇です。皆が強くなって、元気に空手を続けてくれたら、それが一番です。
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