宗像市と民間企業などで作る「熱中症対策コンソーシアム」が7月23日・24日、高齢者宅を訪問し、熱中症予防の普及啓発と対策の実態を聞き取るアンケート調査を初めて行った。
宗像地区消防本部によると、2025年に市内で熱中症が原因とみられる緊急搬送は68件発生し、自宅内での発症や高齢者の割合が高いという。こうした状況を受け、高齢者の熱中症予防に対する意識向上と実態の把握を目的に行った。
民生委員や福祉委員、コンソーシアム参画企業、市職員、社会福祉協議会職員らが2日間で延べ16人参加。自由ケ丘地区の高齢者宅20軒を訪問し、チラシなどを配って熱中症予防を呼びかけた。併せて、エアコンの使用状況や水分摂取時の工夫など熱中症対策に関する聞き取り調査も行った。
民生委員の今倉宇子さんは「なかなか対面できないでいた方とも今回話すことができた。普段の見守り活動より深い話ができ、よい機会になった」と振り返る。「はるやま くりえいと宗像店」(くりえいと1)店長の谷口博基さんは「高齢者の多くがあまりエアコンを使わないイメージがあったが、実際はほとんどの家で使っていて安心した」と話す。
宗像市脱炭素社会推進課の滝口信彦さんは「エアコン使用や水分補給といった一般的な啓発は既に広く行われている。今回の啓発活動やアンケート結果を踏まえ、市民の実情により即した熱中症対策を、啓発する側も受ける側も実践できるよう整えていきたい」と話す。