商船三井クルーズのクルーズ船「三井オーシャンフジ」が8月27日、宗像市の神湊港沖に初寄港し、神湊港渡船ターミナル(宗像市神湊)で歓迎行事が行われた。
(左から)宗像のテンちゃん、伊豆美沙子市長、デニスワフ・トンチェフ船長、濱田佳菜総支配人
宗像市は、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産登録を契機に、同社へ寄港を働きかけてきた。2021年に予定していた寄港はコロナ禍で見送られたが、その後も協議を重ね、今回の初寄港が実現した。「夏の九州 済州島クルーズ」の航程で8月25日に東京を出発し、宗像に寄港。長崎、韓国・済州島を巡る。
神湊港沖に停泊し、乗客はテンダーボート(通船)で神湊港に上陸した。渡船ターミナルでは、ご当地キャラクター「宗像のテンちゃん」が出迎え地元特産品の販売ブースを設けたほか、歓迎セレモニーを開き、乗客や乗組員を迎え入れた。
歓迎セレモニーでは、伊豆美沙子宗像市長が「宗像は古くから玄界灘を介して人や文化が行き交い、海と共に育まれてきた歴史ある町。航海安全の神をつかさどる『宗像大社』をはじめ、海との深いつながりは、世界遺産として今も大切に受け継がれている。豊かな自然や歴史、海の幸など、この町ならではの魅力に触れて、心に残るひとときを過ごしてほしい」と歓迎の言葉を述べた。初寄港の記念として、福岡県出身の木版画家・宮本秋風さんが沖ノ島を描いた木版画を同船に贈呈した。
船長のデニスワフ・トンチェフさんは「美しい宗像への初寄港を大変光栄に思う。温かい歓迎に心から感謝したい。乗客も乗組員も宗像での滞在を存分に楽しめることを確信している。今回の訪問を皮切りに、今後も多くの寄港につながる始まりになると信じている」と謝辞を述べた。