イタリア料理と菓子の店「Creativo（クレアティーヴォ）」（宗像市田熊1）が6月1日、宗像・田熊にオープンした。

店主の尾籠英斗羅さん

　パスタを中心としたイタリアンを提供する同店。店主の尾籠英斗羅（おごもりひでとら）さんは高校卒業後、和食料理店に就職。その後、イタリア料理店、フランス料理店、結婚式場などで経験を積み、前職の福岡市・警固のイタリア料理店では料理長を務めた。

　18歳の頃から「30歳になるまでに自分の店を持つ」という目標を掲げていた尾籠さん。さまざまなタイミングが重なり、28歳で夢をかなえた。

　店舗面積は16坪。居酒屋だった居抜き物件を1カ月かけて自ら改装。天井や壁には前職の系列店に制作を依頼したドライフラワーや緑の装飾を施した。「森の中のような空間」をイメージしているという。

　席数は20席。カウンターのほか、小さな子ども連れでも来店しやすいよう、片側がベンチシートの席や掘りごたつのテーブル席も設ける。

　ランチは前菜・サラダ・自家製スープ・自家製パン・選べるパスタが付く「ランチセット」（1,500円～）を用意。100円追加でドリンク、300円追加でドルチェを付けることもできる。パスタ、ドリンクなどは単品もそろえる。ディナーは、前菜（350円～）、温菜（650円～）、パスタ（680円～）、ドルチェ（600円～）のほか、仕入れによってメニューが変わる「本日のメイン」（980円～）など。ランチ、ディナー共にコース料理（3,000円～、予約制）の提供も予定しているという。

　「開店準備の時には、宗像の皆さんにたくさん手伝ってもらい、優しさを感じた。世話になった皆さんにも恩返しできれば」と尾籠さん。「地元の農家などともつながり、少しずつ地産地消にも取り組んでいけたら。自分の色を出しつつ、地域に愛される店を目指したい」と抱負を話す。

　営業時間は、ランチ＝11時～15時、ディナー＝18時～23時（当面は11時～18時）。駐車場は店舗前に2台。