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宗像・日の里中で避難所運営訓練 中学生主体、地域や行政と連携

要救護者に対応する生徒ら

要救護者に対応する生徒ら

 日の里中学校(宗像市日の里8)で9月12日、同校9年生(中学3年生)が主体となり、地域住民や行政と連携した避難所運営訓練「リアルHUG」が行われた。

目線を合わせ避難者から聞き取りをする生徒ら

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 避難所の受け入れ拠点としての機能を強化しようと宗像市が2024年度に市内全ての小中学校の体育館に空調設備を整備したほか、中学校体育館には電気とガスによる発電装置を設置したことを受け、本年度から市の「総合防災訓練」の主会場を中学校体育館に設定した。

 生徒らは7年生(中学1年生)の時から「平日の昼間に災害が起きたら」をテーマに防災学習に取り組んできた。担当教員の沖田広道さんは「地域や消防署、市役所などに協力してもらい、防災の知識を深め、自分たちにできることは何かを具体的に探究してきた」と振り返る。

 当日は9時に訓練用の緊急速報が流れ、避難してきた地域住民を対象に、生徒が受付、誘導、避難者カードの記入、救護など担当ごとに分かれて避難所を運営した。「トイレの汚水があふれた」「避難者が突然意識を失って倒れた」など予告なしのアクシデントにも臨機応変に対応した。生徒の発案で、防災食の試食コーナーや多言語対応マニュアルも用意した。

 訓練後には、地域住民や市長の伊豆美沙子さん、市役所担当課員、消防署職員らを前に学習成果を発表し、より多くの市民に防災情報を届けるための公式LINE活用アイデアなどを提案。伊豆さんは「地域の一員として自分にできることに取り組む姿勢が素晴らしかった。提案について前向きに検討したい」と講評した。

 生徒の池辺英奈さんは「問題や要望に対して臨機応変に対応するのが難しかったが、今あるもので代用するなど自分たちで考えて行動できた。避難所運営を体験したことで、今後どこで災害が起きても『今、自分にできることは何か』を考えられると思う」と振り返った。

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