「子ども議会体験会」が7月31日、宗像市役所内の議場・委員会室で行われた。主催は宗像市議会。
地方議会や議員の仕組みと役割を若い世代に知ってもらう目的で初開催した。当日は、市内在住の小学6年生7人が「子ども議員」として参加。市長役や児童のサポートを宗像市議会議員や市の職員たちが務めた。議題は仮想議案「小学校の運動会を廃止する」。児童はまず委員会室で「熱中症になるリスクがある」「競技中のけがのリスクがある」「運動会に充てていた時間を勉強の時間にして学力を上げるため」などの理由を踏まえ、質問や話し合いを行い、考えを整理した。最後は本物の議場で賛成・反対の討論を行い、実際の議会システムを使って投票と採決を行った。
議長を務めた岡本陽子さんは「勇気を持って発言してくれた姿はまさに情熱そのものだった。今日の経験を生かして、いつかこの議場で議員として活躍する人が出ることを願っている」と議会を締めくくり、児童全員に「子ども議員証」を手渡した。
市長役を務めた石松修さんは「大人もうなる鋭い質問もあり、よく考えているなと感じた。他の議題でもやりたい。どんな意見でも正解や不正解はない。それぞれの決断に自信を持ってほしい。市議会に興味を持ち、市政を気にかけてくれれば」と話す。
保護者の見学も可能とし、子育て世代に市議会の役割を知ってもらう機会とした。参加した児童は「疑問や自分の考えを質問形式にまとめて発表するのが難しかったが、楽しかった」と振り返り、見学した保護者は「子どもの意見を聞けて面白かった。自分の意見を発表できる良い機会になった」と話していた。