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宗像・福津産の米粉・野菜を使い「愛犬とシェアできるケーキ」 客の声受け学生と商品化

愛犬とシェアできる米粉のケーキ「えぶりワン!」

愛犬とシェアできる米粉のケーキ「えぶりワン!」

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 7大アレルゲン不使用の米粉ドーナツなどを製造する「もぐもぐぽけっと」(宗像市日の里5)が3月2日、愛犬とシェアできる米粉のケーキ「えぶりワン!」の予約販売を始めた。

飾り付けの一例。水切りした豆乳ヨーグルトでデコレーション

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 販売するのは、愛犬とシェアできる米粉のケーキキット。米粉のスポンジケーキと、トッピング用の乾燥野菜、「おめでとう」などと書かれたピックをセットにしており、自宅でクリームを用意するだけでケーキが完成する。卵・乳製品・小麦不使用で、植物性の材料のみで製造。米粉は福岡県産のもの、乾燥野菜は地元・宗像産のものを使う。同社社長の吉武麻子さんは「人間が食べてもおいしくて、犬が食べても安心な材料の配合を試行錯誤した」と開発の苦労を話す。

 着想のきっかけは、吉武さんが以前、アレルギー対応の飲食店を経営していた際、客から言われた「愛犬と一緒に食べられるおやつを作ってほしい」という一言。コロナ禍で店を閉じたため、具体的な開発には至らなかったものの、2年前に産学連携の取り組みで小規模事業者支援の打診があり、大学の授業の一環としてマーケティング専攻の学生と商品開発を行った。その中で「犬が食べられるケーキ」「キットで販売する」というアイデアが出たという。

 昨年10月、福岡県主催「令和4年度福岡県産米粉商品開発支援事業」の1次選考を通過し、助成金の交付を受けて開発を本格化。再度、学生との商品開発の授業を行い、「アレルギーの有無にかかわらず、人も犬もみんなで食べられる」というコンセプトから、「みんな」を意味する「everyone(エブリワン)」と犬の鳴き声「ワン」をかけて「えぶりワン!」の商品名に決めたという。

 吉武さんは「愛犬家の皆さんにぜひ届けたい商品。愛犬が家に来た記念日や家族の誕生日など、愛犬と過ごす特別な日をオリジナルのケーキで一緒に楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 予約販売は3月31日まで。

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