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岡垣町にドライブスルー付きのおむすび店兼子ども食堂 CFで開店目指す

「カメレオンのしっぽ」代表の西坂風子さん

「カメレオンのしっぽ」代表の西坂風子さん

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 岡垣町の任意団体「カメレオンのしっぽ」が、子ども食堂の機能を備えたドライブスルー付きのおむすび店の開店を目指し、クラウドファンディングで協力を呼びかけている。

提供する予定のおむすび 他にも数種類の具を用意する

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 同団体の代表は岡垣町在住の主婦、西坂風子さん。福岡教育大学で特別支援教育を学び、家庭児童相談室や発達支援センターで勤務した経験を持ち、3児の母でもある。西坂さんは「相談室で日々の食事にも困っている家庭があることを知り、支援センターでは子どもの発達にとって、いかに遊びが大切かを知った。子どもたちの食や遊びを支える活動を何かしたいと思いながら、子育ての忙しさもあり、一歩が踏み出せずにいた。コロナ禍で自分の生き方を考えたとき、『やりたいことをやってみよう』と決心した」と団体設立のきっかけを話す。

 開店を目指すのは、子ども食堂の機能を備えたドライブスルー付きのおむすび店。「子どもたちの健康を守るには、まず食が大切」という西坂さんの考えから、無農薬の米を使ったおむすびや、無農薬の野菜を使ったみそ汁などを提供する予定。ドライブスルーを付ける理由について、西坂さんは「外出先で子どもの食事をさっと買おうと思うと、ファストフード店やコンビニばかりになってしまい、体に良くないものを子どもに与えているという罪悪感でいっぱいだった。それに、子どもが小さいと車から降りて買いに行くことさえも一苦労だった。『ドライブスルーで体に優しい食事がさっと買えたらいいのに』と、ずっと思っていた」と話す。

 日中は通常営業を行い、夕方からは子ども食堂として、子どもたちに無料または低額で、おむすびやみそ汁の提供を予定。「子どもたちが遊んだり宿題をしたりできるスペースも用意する予定なので、子どもたちの地域の居場所になれば」

 クラウドファンディングの目標金額は100万円。店舗となる物件の整備などに充てる予定。クラウドファンディング開始時に第1候補と考えていた物件が使えなくなるアクシデントがあり、現在、物件を探しながら、3月に施設を借りて子ども食堂を開くことを計画している。

 クラウドファンディングは2月28日まで。

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