副市長を全国公募している宮若市が8月19日、マリーホール宮田（宮若市宮田）で説明会を開き、県内外から約60人が参加した。

宮若市役所建物外観

　宮若市では昨年3月、市長選で塩川秀敏現市長が現職を破って初当選後、当時の副市長が辞任。以降後任を探していたが決まらず、公募に至った。副市長公募は福岡県内で初めて。同市の人口は約2万6500人で、トヨタ自動車九州などの大手企業が進出しており、工業分野で発展が進む一方、人口減少が大きな課題となっている。

　説明会では塩川市長が登壇し、副市長に求める人物像などを話した。「深い見識、豊かな発想力と熱意を持って取り組める人」を求めるという。任期は4年、給与は月額68万3,000円。

　応募対象は、日本国籍を持ち、行政機関や民間企業などで勤務経験のある40歳以上の男女。学歴は問わない。希望者は必要書類と、「これまでの職務経験を生かし、副市長としてどのような役割を果たしたいか」をテーマにした論文（2000字以内）を提出する。その後、書類審査や面接を経て10月下旬に通過者を発表し、市議会12月定例会に人事案として提案する。

　塩川秀敏市長は「同志として宮若づくりに励んでくださる方にお会いできるのを楽しみにしている」と呼びかける。

　募集は9月13日必着。問い合わせは宮若市役所総務課（TEL 0949-32-0511）で受け付ける。