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宗像・日の里で「バンブーツリー」点灯式 竹36本使用、手製オーナメントも

イルミネーションが点灯した「バンブーツリー」

イルミネーションが点灯した「バンブーツリー」

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 竹製クリスマスツリー「バンブーツリー」の点灯式が12月1日、「ひのさと48」(宗像市日の里5)の芝生広場で行われた。主催は、さとづくり48プロジェクト。

ツリー内部から上を見上げた様子

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 「ひのさと48」は日の里団地48号棟を改装した生活利便施設で、「地域の会話量を増やす」ことをコンセプトに、地産地消のコミュニティー・カフェやブリュワリーなども併設する。ビールの仕込み体験イベントや音楽好きな人が自由に演奏できる「音楽の日」の企画など、地域住民の交流を生み出すイベントを行っている。

 バンブーツリーは、宗像・大島の伝統行事「大島七夕まつり」の竹灯籠からヒントを得て製作した。高さ約5メートルのクリスマスツリーは、アートディレクターの杉山耕太さんらが大島に出向き竹材を細工するときのこつや道具の使い方などを学び、宗像市内の竹林で採取した竹36本を同施設芝生広場で組み立てた。遊びに来た小学生が手伝う場面もあったという。竹灯籠のように骨組みの竹にも穴を開け、ガーランドやオーナメントなどの飾りも竹で製作した。ツリー内部に入れるほか、中央に設置する鐘は自由に鳴らせる。

 点灯式当日は17時からオーナメントの装飾を開始。竹材で作ったオーナメントに、参加者が各自で色を塗ってツリーにつるした。17時30分からは点灯式を行い、参加者全員でカウントダウンの後イルミネーションを点灯。会場では参加者の歓声と大きな拍手に包まれた。

 杉山さんは「たくさんの人に教えてもらい、助けてもらい、何とか完成できた。地域の人たちに関わってもらうには『完璧じゃない』ことが大事。『完璧じゃない』からこそ心配して助けてくれたり、自分が手を加えたものだからこそ愛着が湧いたりする。地域の人たちに『自分たちのツリー』と思ってもらえる存在になれば」と話す。

 オーナメント製作は12月25日まで行う。イルミネーション点灯は12月31日まで、日没後2時間程度行う。

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