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宗像「ウメヤ ブレイナリー」がチョコ作り体験キット カカオ文化の普及目指す

チョコレート手作り体験キットの内容。ストーリーブックも同梱する

チョコレート手作り体験キットの内容。ストーリーブックも同梱する

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 宗像のチョコレート専門店「UMEYA BRAINERY(ウメヤ ブレイナリー)」(宗像市徳重、TEL 0940-33-7005)が1月、自宅でチョコレート作りが楽しめる「Bean to Bar 手作り体験キット」の販売を始めた。

店主の清永東誉さん。店頭には原産地ごとに色分けされたクラフトチョコレートが並ぶ

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 辛子明太子メーカー「うめ屋」が製造過程で培った輸送や保管方法のノウハウを生かし、3年前に店舗横に開いた同工房。チョコレート作りはインドネシアやガーナなど海外の農園と直接取引し、カカオ豆の選定から商品化までを一貫して行う「Bean to Bar(ビーントゥバー)」製法で取り組み、原材料にはカカオ豆ときび砂糖のみを使うのが特徴。昨年からは県内でもカカオの栽培を行い、国産チョコレートの製造と共に、カカオ文化の普及も目指している。

 これまで同工房ではチョコレートの手作り体験会を通して、カカオを取り巻く環境などを発信してきたが、現在は新型コロナウイルスの影響で休止に。店主の清永東誉(はるたか)さんは「自宅でもビーントゥバーを体験してもらいたいと考え『手作り体験キット』を企画した」と話す。

 同キットは、カカオ豆(100グラム)、きび砂糖(80グラム)、チョコレートの型(2種類の型を2枚ずつ)、作り方の説明書のほか、同工房の取り組みが書かれたストーリーブックも同梱する。チョコレートはカカオ豆ときび砂糖の比率を調節することで好みの味にアレンジでき、完成までおよそ4時間かかる。

 清永さんは「手作業でカカオ豆をすり潰すのは根気がいるが、家族や友人とチョコレート作りを楽しんでほしい。体験を通してカカオの文化にも興味を持ってもらえれば」と期待を込める。

 価格は2,500円(2月15日までのモニター価格)。営業時間は10時~18時。店頭のほか、オンラインショップでも販売する。

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