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福津・西福間「漁師めし来進」が3周年 漁師一家で店を切り盛り

「たい茶漬け」(1,300円)

「たい茶漬け」(1,300円)

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 福津・西福間の「漁師めし来進(らいしん)」(福津市西福間3、TEL 080‐6413‐5637)が6月27日で3周年を迎える。

「食べ比べ定食」

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 福間漁港から車で2分ほどの場所にある同店は、漁師兼店主の夫を持つ店長の田畑直子さんと長女、三女の3人で店を切り盛りする。オープンのきっかけは、コロナ禍の影響を受け魚の仕入れが激減したことや、原価が下がったことだったという。

 田畑さんは「近所の人や知人の協力のおかげで店や駐車場が決まり、店を開くことができた。営業日は毎朝、活魚が運ばれる時間の4時ごろから仕込みをしている。飲食店経営の経験はなかったが、今では娘たちがタイ1匹をさばくのに1分もかからない。家族経営でアットホームな店なので、本当に魚が好きな人が来て、新鮮な魚と『おうちごはん』を味わってもらえたら」と話す。

 ごち網漁では2隻の船を使う場合もあるが、福津では船1隻で漁をする伝統漁法「一双吾智網漁(いっそうごちあみりょう)」が盛んで、「取れた魚の傷が少なく質が良い」のが特徴だという。同店では一双吾智網漁でその日の朝に取れたばかりの活魚を運び、朝〆した魚のみを店内で調理し提供している。

 一番人気のメニューは、「たい茶漬け」(イートイン=1,300円、テイクアウト=1,150円)。厚切りにしたタイの「プリプリ」の食感とうまみを生かしてオリジナルのしょうゆだれに漬けこんでいる。まずは漬け丼として味わい、最後にタイの頭で取っただしをかけ、茶漬けにして食べることができ、「一品で2度楽しめる」という。このほか、「たいフライバーガーセット」(ポテト、ジュース付き=1,250円)、「朝〆の握りずし」(880円)など旬の魚や魚介を使った一品料理を用意する。

 営業時間は11時~18時(金曜・土曜は21時まで)。月曜定休。店内飲食は予約制。

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