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福津・防災設備「かまどベンチ」で使用訓練 組み立てから湯沸かしまで

かまどベンチで湯を沸かす参加者

かまどベンチで湯を沸かす参加者

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 防災訓練イベント「防災施設『かまどベンチ』を使ってみよう!カップ麺だよ!全員集合!!」が3月2日、西福間1号公園(福津市西福間5)で開かれた。主催は「ふくま郷づくりの会」安全安心部会。

イベントの様子

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 災害時に「かまど」として炊き出しなどに使える「かまどベンチ」。現在、福津市内では同公園のほか、福間中学校(花見が丘2)、「カメリアステージ」(津屋崎1)に設置している。

 イベント当日は、公園内にある「かまどベンチ」で実際にかまどの組み立てや火起こしを行い、参加者たちが持参したカップ麺にかまどで沸かした湯を注いで食べたほか、カップ麺の残ったスープを簡易トイレ用の凝固剤を使って固める体験を行った。

 同会会長の宮田健二さんは「福津市は3カ所の施設にかまどベンチを設置しているが、これまで訓練を含め一度も使ったことがなかった。イベントにすることで注目が集まり楽しく学んでもらえる。普段生活しているとなかなか防災に対する意識が薄れがち。使用訓練を通じて地域住民に危機感を持ってもらえたら」と話す。

 イベントに参加した男性は「かまどベンチの存在は知っていたが、普段は福津市の許可がないと使えないため、今回のイベントを通じて実際にどうやって使うのかを知ることができた。かまどの組み立てにはペンチが必要なため、公園に隣接する公民館に常備しておく必要がある。今後も住民向けに毎年訓練を行ってもらいたい」と話す。

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