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岡垣・吉木で子ども食堂 地域コミュニティーの活性化目指す

手作りおにぎりを頬張る児童

手作りおにぎりを頬張る児童

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 近隣の子どもたちに手料理を振る舞う「てんぐや子ども食堂」(岡垣町吉木西)が1月13日、活動を始めて半年がたった。

「てんぐや子ども食堂」代表宗岡優子さん(左)

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 「1人暮らしでも家族がいても近年増えているという『孤食』に危機を感じ、コロナ禍を乗り越えた今、改めて皆で食べる食事の楽しさを知ってもらいたい」との思いから、同食堂代表の宗岡優子さんが2023年7月、同活動を始めた。毎月第2土曜に「子ども食堂」開催を予定する。情報はインスタグラムで発信している。

 6回目の開催となった1月13日は岡垣中央公民館(同)の1室を初めて貸し切り、1歳~91歳の計53人が参加。前日からボランティアたちが仕込みに参加し、おにぎり、雑煮、酢の物、煮物、きな粉餅など10品以上の手料理を用意した。参加した子どもたちはうれしそうにおかずをに選ぶと、家族や友達と着席し食事を楽しんでいた。

 ボランティアスタッフで参加した女性の一人は「子どもたちの笑顔にやりがいを感じている。これからも継続して参加したい」と笑顔を見せる。

 宗岡さんは「『できる人ができる時に』をモットーに気負わず楽しくやっていきたい。ここから新たな地域コミュニティーをつくっていけたら」と意気込む。今回の子ども食堂で得た参加費は令和6年能登半島地震被災地に全額寄付するという。

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