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宗像・大島の中津宮で「光の道」 望めるのは年2回、朝日が参道照らす

5日の朝 中津宮の本殿からの様子

5日の朝 中津宮の本殿からの様子

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 宗像・大島の「宗像大社 中津宮(なかつみや)」(宗像市大島)参道に2月5日、「光の道」が現れた。

夜明け前の中津宮本殿

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 大島は神湊から7キロ離れた四方を海に囲まれた漁師町。島内にある御獄山(みたけさん)の麓で宗像三女神「湍津姫神(たぎつひめのかみ)」を祭る中津宮では年2回、立春と立冬の時季に天候条件がそろうと、参道の延長線上の海から朝日が昇る。朝日は参道を照らし「光の道」に見えるほか、17世紀前半ごろに建てられた本殿の中の鏡に光を届け、神秘的な景色を望むことができる。

 立春の2月4日早朝は厚い雲に覆われ「光の道」は現れず、一目見ようと訪れた人からは「またリベンジしたい」「いつか光の道を見ることができれば」など残念がる声があった。

 翌5日には晴れ間が広がり、日の出時刻の7時12分ごろに「光の道」が出現。朝日が海を黄金色に染めながら昇り鳥居や参道の真正面を照らす様子に訪れた人から歓声が上がり、カメラを構える姿も見られた。前日「光の道」を望めず、再訪した森章子さんは「感無量。すてきな日にすてきな場所にいられることに感謝したい」と話す。

 次に「光の道」を望めるのは2023年の立冬、11月8日から。

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