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宗像大島で「離島リトリート」ダイエット合宿 官民連携で島の新たな目玉へ

リトリート合宿を行う宗像大島。天気の良い日には沖ノ島を望むことができる

リトリート合宿を行う宗像大島。天気の良い日には沖ノ島を望むことができる

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 宗像大島で9月、ダイエットやファスティング(断食)を行う「離島リトリート」合宿が始まった。

地の物を使ったドリンクや食事を提供する

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 仕事や家庭などの日常生活から離れ、離島大島の大自然と神秘的な文化に触れ、その中でファスティングや整体を受けながら「自分の体と向き合うリトリートを体感する」という同合宿。

 主催する「Backbone(バックボーン)」社長の田中誠一さんは「自分自身もずっと肥満で悩んでいるが、ダイエットを1人で続けるのはなかなか困難。コンビニも信号もない『大島』という非日常的な空間で、他の参加者と共に取り組めば成し遂げられるのではと思い企画した」と話す。

 コースは「ダイエット合宿」「ファスティング合宿」の2種を用意。ウオーキング・ヨガ・乗馬体験などのアクティビティーやマッサージ・鍼灸(はり・きゅう)などのボディーメンテナンスを行うほか、神事など島の行事を通じて島民と交流。「ダイエット合宿」では参加者の体調に合わせ、ジムや登山などの筋力トレーニングも行う。1日に3、4コマの講座を予定し、参加日によって活動内容は異なる。両コースで用意するドリンクや食事には大島で採れた野菜や果物、野草、海藻を使う。

 合宿の拠点として市の遊休施設だった旧大島村役場をリニューアルし、「ヘルスツーリズム」という島の新たな価値を生む場所として再利用。さまざまなアクティビティーや講座は島民のほか、島外の市内事業者らとも提携するなど、官民が連携しサービスを提供する。

 宿泊は田中さんが運営する「とかいやゲストハウス」などが利用できるが、今後は島内にある他の旅館・民宿と連携できるよう体制を整えていくという。「リトリート合宿はリピーターが多い。島に来る度に別の宿にも泊まれることで、さまざまな島民と交流できるだけでなく、島全体の活性化にもつながるのでは」と期待を込める。

 「ダイエットやファスティングだけを目的とするのではなく、島の方々との交流も楽しんでほしい」と田中さん。「『離島リトリート』が大島に人を呼び込む起爆剤となれば」と意気込みを見せる。

 基本プランは2泊3日。料金は、ダイエット合宿=3万3,400円、ファスティング合宿=3万1,200円。1週間のプランやファスティングの1泊体験コースも用意する。1人から申し込みでき、参加者は随時受け付ける。

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