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「津屋崎千軒なごみ」が学生とコラボカフェ オリジナルスイーツなど提供 

福岡キャリナリー農業・食テクノロジー専門学校カフェ総合科の学生ら

福岡キャリナリー農業・食テクノロジー専門学校カフェ総合科の学生ら

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 福津の「津屋崎千軒なごみ」(福津市津屋崎3)で7月23日・24日、福岡キャリナリー農業・食テクノロジー専門学校カフェ総合科(福岡市博多区)の学生らによるカフェが2日間限定で開かれ、家族連れなどでにぎわった。

くわの農園のあまおうを使った「あまおう苺のシブースト」

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 同校では授業の一環として、企業や自治体からの課題に学生たちが取り組む「産学連携プロジェクト」を行っている。今回の企画は福津市から「津屋崎を活性化したい」という要望を受け、実現した。学生らは津屋崎千軒なごみ・藍の家・漁港など津屋崎周辺でのフィールドワークを通じて感じたことを元に、各班に分かれてコンセプトを考案。校内審査で「津屋崎の魅力を五感で感じられる和カフェ」に決まり、準備を進めてきたという。

 カフェの運営には同科2年の12人が参加した。店頭ではリサイクル着物店を営む「時代屋」(津屋崎4)の浴衣を着た学生らが客を出迎え、市内のくわの農園(本木)のあまおうを使った「あまおう苺(いちご)のシブースト」や福津のキャラクター「ふくふくちゃん」のラテアートを施したカフェラテなどの飲食メニューを提供したほか、「オリジナルブレンドのコーヒー豆」なども販売。スイカ割りや輪投げなどの体験メニューも用意し、来場した子どもたちが楽しむ様子も見られた。

 同校生の若松美咲さんは「フィールドワークを通じて福津はフルーツが豊富だと思い、それらを生かせる商品を作りたいと思った。今回提供したものは全てオリジナル商品。納得がいくまで何度も試作を頑張った」と振り返る。

 同施設を拠点とする「ひかりのみちDMO福津」の中村涼佳さんは「学生らが特に力を入れていた『シブースト』は両日早々に売り切れるなど、どの商品も好評だった。今回のために考案した一部の商品は今後も当施設のカフェで提供できるよう検討している。学生のパワーによって活気づき、大きな学びを得ることができたので、反省点なども生かしながら今後につなげていければ」と話す。

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