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鎮國寺で秘仏「身代わり不動明王立像」御開扉と火渡り柴灯大護摩供 3年ぶり

鎮國寺の護摩供(ごまく)(写真は2019年のもの)

鎮國寺の護摩供(ごまく)(写真は2019年のもの)

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 「花と祈願の寺」とも呼ばれる鎮國寺(宗像市吉田、TEL 0940-62-0111)で4月28日、国指定重要文化財である秘仏「身代わり不動明王立像」の御開扉と併せて火渡り柴灯大護摩供(さいとうおおごまく)を厳修(ごんしゅ)する。

お願い事をしながら炭の上を渡る。火渡りは誰でも行うことができる

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 護摩供とは、願い事を書いた護摩木をたいて所願成就を祈願する密教の修法の一つ。同寺では境内の洗心公園で大規模に執り行い、空に立ち上る炎と煙が収まった後は炭の上を裸足で歩き渡る「火渡り」を行う。信仰としてだけではなく、観光として足を運ぶ人も多い。例年2000人を超える人が訪れ、前日の夜から仕込む振る舞いの弁当4000個は昼前に無くなるなど、にぎわいを見せる。

 コロナの影響を受け2年中止していた同行事。今回は感染拡大に留意し、「身代わり不動明王立像」の御開扉の法要と火渡り柴灯大護摩供の開始時間を例年より早めて行う。振る舞いの弁当は用意しない。住職の立部瑞真(たてべずいしん)さんは「3年ぶりのご開帳になり、楽しみにしていただいた皆さまをお待たせした。コロナ禍のため内容を変更しているので、無理のない範囲でお越しいただきたい。観光協会と連携し、開催当日まで市内各店で使えるクーポン券が発行されているので、火渡りが終わった後は市内で食事など楽しんでもらえたら」と話す。

 御開扉は9時30分~17時、火渡り柴灯大護摩供は11時から。駐車場は同寺(140台)と宗像大社第1駐車場を臨時開放。

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