映画館設立を目指す江藤瑶子さん夫婦が5月10日、カメリアホール(福津市津屋崎1)で映画上映会を行う。
江藤さんは旧玉之井旅館(津屋崎4)を拠点にビール醸造所「ミチクサ醸造所」を経営する。地域で暮らす中で、人が集い時間を共有する場の必要性を感じたという。
当日はイタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス」を上映する。上映後には、江藤さんが映画館をつくろうと考えた背景やこれまでの歩みについて語り、来場者と対話する「お話会」を行う。聞き手として、大分県日田市の映画館「日田シネマテーク・リベルテ」の原茂樹館長が参加する。原さんは同館を引き継ぎ17年目を迎える。
江藤さんは「津屋崎には昭和期、恵比須座や大和座などの映画館があり、地域の娯楽の場として親しまれていた。現在は配信サービスの普及で場所を選ばず映画を楽しめる環境が広がる一方、映画館で作品体験を共有する機会は減りつつある」と話す。「映画を見た後だからこそできる会話が生まれる場をつくりたい。子どもたちが成長していく中で、そうした場が地域にあることを目指したい」とも。
開催時間は12時30分~17時20分。定員500人。チケットは市内の飲食店などで販売するほか、当日券も用意する。