和太鼓イベント「第5回福津太鼓祭」が5月31日、福津市文化会館カメリアホール(福津市津屋崎1)で開催された。
福岡県内で活動する和太鼓団体や学校など11団体が出演し、演奏を披露した。同祭は、和太鼓を通じた団体同士の交流や伝統文化の継承、地域活性化を目的に2022年に始まった。新型コロナウイルス禍で発表の場を失った演奏者たちに舞台を届けようと始まり、今年で5回目となる。司会は白石ありささんと杉幸司郎さんが務めた。第2部開演前には福井崇郎市長があいさつした。
出演したのは、和太鼓ユニット「夢源」、玄界高校邦楽部など11団体。夢源と小倉祇園太鼓「祇園衆」、鞍手中学校和太鼓部、福岡支援太鼓団「海馬」が初出演した。
夢源は、プロとして活動してきたメンバーらで構成する和太鼓ユニットで、祭りの開幕を担った。玄界高校邦楽部は福岡県大会で4年連続最優秀賞を受賞し、4年連続で全国大会に出場している。全国大会への出場枠は県内17校の中から1校のみで、この日も演奏を披露した。
会場にはふくつ観光協会の協力によるキッチンカーやバザー、体験ブースも並び、来場者でにぎわった。本番を終えた出演者が食事を楽しむ姿もあった。
同祭の全体をまとめる本田篤芳(あつよし)さんは、イベントを主催したNPO法人「福間津屋崎子ども劇場」で和太鼓に出合った。玄界高校邦楽部を経てプロ和太鼓集団「DRUM TAO(ドラムタオ)」で活動し、現在は夢源の副団長を務める。将来は、イベントを和太鼓だけでなくアフリカや韓国、琉球など国内外の打楽器文化も取り入れた祭りへ発展させたいという構想を持つ。「太鼓の帝国をつくりたい」と本田さん。子どもたちが幼少期から和太鼓に触れ、本格的な指導を受ける環境づくりを目指す。「不登校の子どもたちも含め、太鼓を通じて人生が楽しくなったと思える子が一人でも増えてほしい」とも。