宗像高校(宗像市東郷6)で5月21日、1年生を対象にしたキャリア学習イベント「宗像EXPO」が開かれた。
同校が掲げる探究学習のスローガン「自分の好きが社会を幸せにする ~宗像から世界へ~」の下、地域で働く人々と出会い、話を聞くことで学びを深めてもらおうと初めて開催した。当日は1年生360人が参加し、会場には地元の企業13社と宗像市の2部署(地域教育連携室、経営企画課)を合わせた計15ブースが出展した。
生徒たちは自ら関心のあるブースを3つ選択して巡り、働く人の思いや仕事の内容を聞いた。会場では生徒たちがメモを取りながら話を聞き、積極的に質問を投げかける姿が見られた。特に多くの生徒が集まったチョコレートの製造・販売を行う「UMEYA BRAINERY(ウメヤ・ブレイナリー)」のブースでは、清永東誉社長がチョコレートの未来やフェアトレードについてクイズを交えながら説明。「学び直しから始めて、社会全体をアップデートしていくイメージで働いている」と仕事への姿勢も語った。
参加した生徒は「宗像に住んでいても企業のことはよく知らないし、企業の人と話すこともなかったので、このイベントで話を聞けて、自分たちの探究学習の視野が広がった」と振り返る。
同校では1年間をかけ、自らの関心と社会とのつながり、将来の進路や生き方について主体的に考えていくという。次回7月8日は「探究の日」として、一日かけて実際に企業を訪問し、現場を見て学ぶ機会を設ける。
眞弓豊企校長は「宗像から世界へ羽ばたくためには、まず足元の宗像を知ることが大切。これをきっかけに生徒自らが『問い』を持ち、主体的に学びを深めていってほしい」と期待を寄せる。