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宗像市が「病児保育お迎えサービス」 自治体主導は福岡県内初

病児保育室の看護師や保育士が迎えに行く準備をする様子

病児保育室の看護師や保育士が迎えに行く準備をする様子

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 宗像市が5月10日、「病児保育お迎えサービス」を始めた。

「病児保育室めばえ」外観

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 子どもが急な体調不良になった際、保護者に代わって病児保育室の看護師や保育士が保育所や幼稚園へ迎えに行き、保育室で一時的に預かる同サービス。宗像市内の保育所や幼稚園に通う生後6カ月以降の未就学児の市民が対象。市が委託する「病児保育室めばえ」所属の看護師や保育士がタクシーで子どもを迎えに行き、診察や治療を受けた後、病児保育室で一時的に預かる。

 自治体主導で病児保育の送迎サービスを行うのは、福岡県内で初めての試みとなる。導入の背景について、宗像市子ども育成課の平島佳世子さんは「宗像市ならではの事情がある。宗像市は福岡市と北九州市の中間に位置するため、勤務地が市外という子育て世帯も多い。そのため『早く迎えに行きたい気持ちはあっても、すぐには行けない』という保護者の声もあり、いち早く子どもたちが医療ケアを受けられる環境の整備が必要とされてきた」と話す。

 利用料は1回1,000円。事前登録制。保護者が電話で「病児保育室めばえ」に「お迎えサービス」の利用を申請し、空き状況などから対応可能との回答を得て、保育所などへ「お迎えサービス」利用の連絡をする仕組み。

 平島さんは「共働き世帯の増加に伴い、子育てと仕事の両立は、大きな課題。本サービスの導入により、保護者の働く場所や時間の選択肢が広がるとともに、子どもたちがいち早く医療ケアを受けられるようになれば」と話す。

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