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宗像市内の児童ら、福岡教育大生・留学生と英語でオンライン交流

工夫を凝らし、参加者と英語での会話を楽しむ「ジェスチャーゲーム」の学生

工夫を凝らし、参加者と英語での会話を楽しむ「ジェスチャーゲーム」の学生

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 宗像市内の児童らが福岡教育大学(宗像市赤間文教町1)の学生や留学生と共に英語を楽しむイベント「English Fun Fair」が1月29日、オンライン上で開催された。

赤間地区コミュニティ・センターでは学生が各ブースに分かれて活動を行った

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 同イベントは宗像市が公募した、大学生による「まちの課題解決プロジェクト」の一環。「コロナ禍で国際交流の機会が減ってしまった児童らに、教室外で英語を話す機会を提供することで、英語の楽しさを知ってほしい」と、同大教育学部英語教育ユニットの中島亨教授と初等教育教員養成課程3年の学生が企画。福岡外語専門学校(福岡市東区)で日本語を学ぶ留学生にも参加を呼び掛けた。当初は対面での開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けZoomでの開催に変更。学生は赤間地区コミュニティ・センター(赤間2)から、児童と留学生はそれぞれの自宅から参加したほか、市内の学童保育所からの参加もあった。

 学生は6人程度のグループに分かれ、「カラー神経衰弱」「ビンゴゲーム」など9種類のゲームを用意。Zoomの「ブレークアウトルーム」機能を活用し、入室した参加者を各ブースに振り分け活動した。

 このうち「ジェスチャーゲーム」のグループはオンライン開催を受け、「お題」となる絵を大きく印刷し直したほか、「Great」「Nice」などのプレートを急きょ作成するなど、画面越しでも参加者が楽しめるよう工夫を凝らしたという。児童らは小学校で習う簡単な英語を使いながら学生や留学生と英語での交流を楽しみ、無事に終えた学生からは安堵(あんど)する様子もうかがえた。

 学生は「本来はボランティアなども盛んに行っている大学だが、コロナ禍で子どもと関わる機会が減っていた。オンライン開催だったが、子どもたちに英語を話す機会を提供できて良かった」と振り返り、中島教授は「子どもたちの参加も多く、楽しみにしていてくれたようでうれしい。今度もこのような機会を提供していければ」と話す。

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