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福津「津屋崎千軒なごみ」が観光案内所へ カフェ新設で交流拠点にも

「ひかりのみちDMO福津」事業本部長の中村留美さん(左)とスタッフの中村涼佳さん(右)

「ひかりのみちDMO福津」事業本部長の中村留美さん(左)とスタッフの中村涼佳さん(右)

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 福津の「津屋崎千軒なごみ」(福津市津屋崎3、TEL 0940-52-2122)がリニューアルして1カ月がたった。運営は4月から同施設の指定管理者となった「ひかりのみちDMO福津」。

スタッフが選んだ土産も販売。関心を持った来館客には製造先を紹介することもあるという

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 これまで「市民が触れ合い、くつろげるスペース」として地域コミュニティーの利用が多かった同施設を、観光案内に力を入れ、観光客向けに福津・津屋崎千軒を発信していく拠点としてリニューアルした。

 同団体事業本部長の中村留美さんは「福津は宮地嶽神社や福間海岸沿いのカフェなどに訪れる観光客が増えているが、津屋崎も観光名所が集まるポテンシャルの高い地域。福津に遊びに来た時に、まず津屋崎に来てもらうことで回遊性を高めることができるという思いもあり、ここに観光案内所を設けた」と話す。

 施設内は誰でも気軽に入ってくつろぐことができる「津屋崎のロビー」のような開放感のある空間を目指す。市内の観光マップやパンフレットなどを見ている来館者には積極的に声を掛け、観光場所の提案も行っていくという。

 5月1日にはカフェも営業を始めた。「Withcoffee」(中央6)のブランド豆を使った「フクツブレンド」(300円~)やコーヒーからカフェインを取り除いたデカフェにミルクを加えた「デカフェオレ」(450円)のほか、宮地嶽ジンジャーエール(300円)など地域で販売しているドリンクも提供。土産コーナーも新設し、スタッフが選んだ福津の土産などを販売する。

 観光案内所だけでなくカフェも併設したことで同施設が交流の場となることにも期待を寄せている。中村さんは「観光客が立ち寄れて、地域との接点を持ちやすい場所にしていきたい。地域の方も津屋崎に友人が訪れる際は、ぜひ待ち合わせ場所としてカフェを利用してもらえれば」と来館を呼びかける。

 営業時間は9時~17時(カフェは10時~16時)。第2・4火曜定休。駐車場30台あり。

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