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今季で活動休止の宗像サニックスブルース 本拠地での最終戦後にセレモニー

セレモニーでの集合写真 対戦チームも一緒に

セレモニーでの集合写真 対戦チームも一緒に

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 今季で活動休止が決まっている「宗像サニックスブルース」が4月30日、グローバルアリーナ(宗像市吉留)で本拠地での最終戦に臨み、試合終了後、多くのファンが見守る中、セレモニーを行った。

本拠地での最終戦に多くのファンが応援に駆け付けた

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 宗像サニックスブルースは1994(平成6)年に創部し、28年の歴史を持つラグビーチーム。今年2月に今季限りで事実上の廃部にする方針が決まった。本拠地での最終戦となる4月30日は、多くのファンが応援に駆け付けた。先制したのはブルース。その後、逆転を許し、10点ビハインドで前半を折り返した。後半32分にはラインアウトからモールを押し込み隈本浩太選手がトライを決めるなど、最後まで諦めないプレーを見せたが、26対40で清水建設江東ブルーシャークスに敗れた。

 試合終了後、宗像サニックスブルース主催でセレモニーを行った。冒頭、伊豆美沙子宗像市長が「市民を代表して感謝を伝えたい。最後まで諦めないマインドは宗像市の子どもたちへ引き継がれ、市民の中に永遠に残る。28年間、ありがとう」と感謝の言葉を述べ、市の関係者から花束が贈呈された。続いて、子どもたちへのラグビー普及活動や地域貢献活動に取り組み、宗像市のスポーツ振興に大きく貢献したことを賞して宗像市スポーツ表彰が贈られた。

 セレモニーの最後に松園正隆監督は「ここまで戦ってこられたのは、支えてくださった企業・宗像市、選手やスタッフなどの仲間、地域の皆さんをはじめとした多くのファンの応援があったからこそ。今あるものを当たり前と思わず、挑戦し、感謝し、毎日を積み重ね、前向きに精進してきた。残されたあと一戦も、ブルースらしく締めくくりたい」と時折声を震わせ、最後の一戦への思いを語った。

 最後の試合は5月8日、パロマ瑞穂ラグビー場(名古屋市瑞穂区)で、豊田自動織機シャトルズ愛知と対戦する。

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