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岡垣で「活魚便シャーク」営業開始 元漁師が「生きたまま」魚を配達

運営者の中西凌さん

運営者の中西凌さん

 岡垣町を拠点とする鮮魚配達サービス「活魚便シャーク」(岡垣町高陽台3)が4月25日に営業を始めた。

漁師さんから生きたまま提供する

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 経営するのは、不動産業を営む一方で、山口県・周防大島で約5年間の漁師経験を持つ中西凌さん 。知り合いの漁師から直接仕入れた魚を「生きたまま」一般家庭に届ける独自のサービスを展開している 。

 配達エリアは、宗像市、福津市、古賀市、遠賀地域をはじめ、福岡市東区、新宮町、久山町、北九州市門司区まで。毎週土曜の朝に漁師の元へ引き取りに行き、その日のうちに各家庭へ配達している 。

 中西さんが漁師を志したきっかけは、不動産営業として働いていた時代に参加した皇居での勤労奉仕活動の時だったという。「知人経営者に『何で不動産をやっているの?』と聞かれ、自分の中で答えが出なかった」と振り返る 。祖父が漁師、父が水産関係という環境で育ち、「漁師にはなるな」と言われていたものの、自分と向き合った結果「やってみたい」と決意した 。

 漁に出て、船上で殻付きのウニを割って食べたり、生きた魚をその場で味わったりする中で、地物や活魚のおいしさに感動したという中西さん。「この新鮮な魚介の味を多くの人に知ってほしいという強い思いが、現在の不動産業と並行して行う活魚便立ち上げの原動力となった」と話す。

 現在の販売はグループLINEを活用し、競り形式や予約注文を行っている 。取り扱う魚介は、コウイカ、モンゴウイカ、アナゴ、カサゴ、タイ、コショウダイ、カレイ、ヒラメ、チヌ、アコウ、ワタリガニ、カキ、ウニなど 。コウイカは中サイズ1匹1,200円からで、3匹から注文を受け付ける 。

 併せて、魚のさばき方を学べるマンツーマンの「お魚さばき教室」も展開しており、「子どもの食育や命の大切さを学ぶ機会にもなれば」と中西さんは話す 。

 利用客の中には「実家がすし店で、幼少期から生きたおいしい魚を食べて育ったが、今はそうした魚がなかなか買えずスーパーの魚では満足できない」という人もいたという 。中西さんは「本物の味を知る人や、本当においしい魚を求めている人にこそ、活魚を届けたい」と話す 。

 中西さんは「将来的には福岡県全域や九州圏内へ配達エリアを広げたい。マルシェなどで魚のタッチプールを開き、子どもたちに海の生き物に触れてもらえる機会も作れたら」と意気込みを見せる 。「日本の魚離れを少しでも緩和し、日本の水産業を変えていきたい」とも 。

 予約や注文はまずインスタグラムのDMで受け付ける。

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