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宗像・勝屋酒造が「酒蔵びらき」 できたばかりの生酒や限定酒を提供

世界遺産「沖ノ島」を冠した当日提供する生酒

世界遺産「沖ノ島」を冠した当日提供する生酒

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 宗像の唐津街道赤間宿にある酒蔵「勝屋酒造」(宗像市赤間4)で2月26日・27日の2日間、恒例の「酒蔵びらき」が開催される。
1790年年創業の本蔵は230年以上の歴史ある酒蔵。赤間宿の通りで同時開催される「赤間宿祭り」と併せて2日間で県内から2万人が訪れにぎわうが、昨年はコロナの影響で祭りは中止となり、人出は例年の10分の一となった。祭りは今年も中止になるが、当日は今年できたばかりの火入れしていない生酒のみを振る舞い、蔵開きだけ販売する限定酒も用意。毎年1人が数パック買い求めるなど人気のある酒まんじゅう3000個も販売する。

勝屋酒造外観、母屋と煙突は国の有形文化財にも登録されている

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 「今年の酒の出来は良い。米の旨味がしっかり出ていて、すっきりとした口当たりの酒に仕上がっている。私に代替わりして最初の酒蔵開き。いらっしゃったお客さまが笑顔に、そして来て楽しかったと思ってもらえる日にしたい」と話すのは、昨年代替わりした9代目の山本端社長。今後について、「蔵として地域貢献をみんなで行っていきたい。もっと開かれた勝屋酒造にして、新たな取り組みにたくさん挑戦していきたい」と意気込みを見せる。勝屋酒造は世界遺産登録されている宗像大社とも親交が古く、神主の許可を得て酒の名前に「沖ノ島」「神群むなかた」を世界遺産登録以前から使っている。

 当日は、キッチンカー出店や近隣店の自主イベントも予定。勝屋酒造では両日駐車場は用意せず、公共交通機関の利用を呼び掛ける。緊急事態宣言が発出された場合は中止になる。「まん延防止等重点措置」が延長された場合は実施。ただし、新酒や甘酒の振る舞いは中止。新酒販売と有料試飲のみとなる。

 開催時間は10時~16時。

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