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街道の駅赤馬館などで「赤間宿つりびな会」 新作でコロナ終息願う

コロナ終息を願う新作の「つりびな」と作者の秋吉さん

コロナ終息を願う新作の「つりびな」と作者の秋吉さん

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「赤間宿つりびな会」が2月1日に始まり、街道の駅赤馬館(宗像市赤間)と時代屋(赤間)の2会場で「つりびな」を展示し、赤馬館では即売会も行っている。

展示即売会の様子

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 13年前、現在赤間宿つりびな会の代表をしている秋吉さんの母が「赤間宿にかつてのにぎわいを取り戻したい」との思いから、女性が楽しめる催しとして「つりびな」展示を発案し、同会を立ち上げた。

 赤間宿に「つりびな」の伝統はなかったため、秋吉さんが作り方を一から習い、それをメンバーに伝えながら制作を開始。1年目は柳川の「さげもん」、2年目は伊豆稲取の「つるし飾り」、3年目は福島県や山形県の「傘福」を習って「つりびな」を制作。4年目には「赤間宿ならではのものを作りたい」との思いから、「赤間ごりょんさん」という細工物を考案。地名の由来にもなった「赤馬」と共につるし、独自の「つりびな」を制作。毎年、大型の「つりびな」を修繕しながら展示してきた。

 今年は、コロナ禍の終息を願って新作の「つりびな」を制作。伝統的な細工物だけでなく、時代屋の店主を模した「親父達磨(だるま」」が「コロナごろし」という名の酒を持っていたり、「567(コロナ)もうケッコー」と書かれたニワトリがいたりと、ユーモアあふれる作品となっている。

 秋吉さんは「コロナ終息への切なる願いを込めて、新作のつりびなを作った。長引くコロナ禍で大変なことも多いが、これを見た人が一人でも笑顔になってくれれば」と話す。 

 街道の駅赤馬館の営業時間は10時~17時。月曜定休。展示即売会は2月27日まで(最終日のみ16時まで)。

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