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宗像で乳幼児ママ7人が作る子育て情報紙創刊 「孤育て」緩和の一助に

むなんと編集部のママたち

むなんと編集部のママたち

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 宗像市で乳幼児を子育て中のママ7人が作る子育て情報紙「むなんと」の配布が12月1日、市内の保育所・幼稚園・認定こども園、市の集団健診などを通して始まった。

紙媒体を生かし創刊号では福笑いを用意

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 同誌を作るのは、ママによるボランティア団体「ママボラむなかた」に所属する乳幼児の母親7人。宗像市人づくりでまちづくり補助金の交付を受け、企画から、取材、文、デザイン、イラスト、写真、編集まで、全て自分たちで行う。宗像市で乳幼児を子育て中の保護者を対象としたフリーペーパーで、フルカラーの8ページ。子育て支援の取り組みの紹介や、子どもと一緒に行ける遊び場や飲食店の紹介、子育て経験を語るコラム、地域のプロを取材した情報コーナーなどを収める。紙媒体であることを生かし、子どもと一緒に色を塗ったり切り取ったりして遊べるページ(創刊号は福笑い)も用意する。

 編集長の米倉仁美さんは「県外から転居してきてすぐ、初めての子育てが始まった。知り合いが誰もいないので、困ったらネットで検索していたが、子育て情報が多すぎて、どれが正しいのか分からなかった。逆に地元の子育て情報はネットではあまり見つけられず、とても困った。『ちょっとお節介な友人』のような情報紙を作れば、自分と同じように『孤育て』に悩む人を一人でも減らせるのではと思った」と創刊のきっかけを話す。

 できるだけ多くの乳幼児の保護者へ情報を届けるため、設置したものを自由に取ってもらう形ではなく、協力申し出のあった保育所・幼稚園・認定こども園を通して保護者へ配布するほか、市の集団健診や赤ちゃん訪問(助産師による新生児訪問)、母子手帳交付時に資料に同封する。創刊号は4000部を発行し、順次配布予定だという。

 米倉さんは「編集部員の誰一人として情報紙を作った経験がない中、多くの方に助けてもらって無事に創刊することができた。まずは自分たちが情報紙作りを楽しみながら、これからも宗像で子育てするヒントになるような情報を『お節介に』発信していけたら」と今後への思いを話す。

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