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宗像・赤間の炭火焼き鳥「睦」の店先に弁当店 親子で販売、早朝のみ営業

萩森さん親子

萩森さん親子

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 宗像・赤間駅北口の炭火焼き鳥「睦(むつ)」(宗像市赤間駅前2)の店先で3月13日、おにぎり・唐揚げ弁当専門店「おにから」の営業が始まった。

「おにから」

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 店主は5年前まで恵愛保育園(三郎丸1)の給食室で働いていた経験を持つ萩森恵美子さん。娘の亜沙美さんは介護職のほか、1月まで市内の病院で働き、子どもから高齢者まで幅広い世代と関わる中で、朝ご飯の在り方が気になっていたという。

 恵美子さんは「口から入る食べ物が10年先の自分の体を作っている。恵愛保育園では食育に力を入れていて、しっかりとした体づくりを目標としていた。一方で、朝ご飯を食べずに保育園に来ていた子どもたちは体調を崩しやすかったのが気になっていた。朝一番に食べる物は体のエネルギーになるので、一日を元気に過ごすためにとても大事」と話す。

 「睦」店主の「食を通して宗像を元気にしたい」という思いと、萩森さん親子の「宗像の皆が朝起きて一番に体に良い物を口にして元気に過ごしてほしい」という思いが一致し、開店を決意した。

 店は通学や通勤時間に合わせて、平日の早朝のみ営業。メニューは、ワカメおにぎり・唐揚げ・日替わりの総菜が入った「おにからA」、かしわおにぎり・唐揚げが入った「おにからB」(以上300円=50食)のほか、副菜が多数入る「日替わり弁当」(600円=10食)を用意。予約や取り置きも可能。「朝にみそ汁を飲んでほしい」という思いから、みそ汁とお茶を無料で提供する。

 野菜は宗像で採れたもの使う。栄養価が一番高い皮や皮と実の間なども余す事なく全てミキサーにかけ、ミンチに混ぜ込み佃煮にするなど、栄養と食品ロスにもこだわる。

 萩森さん親子は「伴侶を亡くしたお年寄りの方も、食べる物が適当になりがちなのを見てきた。『おにから』を食べて栄養をつけて元気でいてほしい。赤間駅近くの飲食店で朝方まで仕事をしている方も多い。夜働いて朝帰る方には『お帰りなさい』、学校や仕事に行く方には『行ってらっしゃい』と声がけしたい」と思いを話す。

 営業時間は6時30分~9時(なくなり次第終了)。土曜・日曜・祝日定休。駐車場1台。

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