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宗像・吉武小の給食に宗像産ブリ使ったメニュー 出世魚で卒業祝う

給食を食べる6年生

給食を食べる6年生

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 宗像産の天然ブリが3月6日、吉武小学校(宗像市武丸)の給食で提供された。

給食の献立

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 宗像市では1998(平成10)年から、学校内で調理する「単独校調理場方式」の導入を始め、2010(平成22)年から、宗像市内全ての学校で単独校調理を行っている。献立は、栄養教諭や宗像市の管理栄養士が学校行事や取り組みに合わせて考え、地域の米や野菜なども取り入れている。

 今回は、6年生の卒業を祝うため、「出世魚」といわれている宗像産の「天然ブリ」を使った献立を用意。ブリは鐘崎漁港で水揚げし、「鐘の岬活魚センター」(鐘崎)でさばいた後、「高度衛生管理型荷さばき所」(同)で真空パックと急速冷凍したもの。配膳時には、同漁港で魚を水揚げしてから急速冷凍するまでの映像も視聴した。

 この日の献立は、「宗像産ブリの香味焼き」のほか、宗像産の米、もち米、小豆を使った「赤飯」、キャベツを使った「キャベツとホウレン草のごまあえ」、葉ネギ、鶏卵を使った「かきたま汁」など。全校児童170人が味わった。

 間もなく卒業を迎える同小6年生児童は「魚はあまり好きではないが、今日のブリは甘くておいしかった」「毎朝早く来て、給食を作ってくれた調理員の皆さんに感謝している」と笑顔を見せていた。

 宗像市水産振興課の松成修平さんは「当市では、給食を通じて生産者のこだわりや、食の循環などを学べるよう取り組んでいる。来年度以降も『地産地消』を掲げ、宗像産の水産物・農産物の提供に力を入れていきたい」と話す。

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