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宗像・東郷小で150周年記念式典 著名卒業生による講演会も

東郷小学校150周年記念式典

東郷小学校150周年記念式典

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 宗像市立東郷小学校(宗像市田熊3)で11月11日、創立150周年記念式典と講演会が行われた。

在校生による、小山薫堂さん作詞「ふるさと」の合唱

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 同校は1874(明治7)年、東郷村東郷に創立し、1979(明治12)年、田熊小学校と合併した。1903(明治36)年には、福岡県から優秀な学校に送られる旌表旗(せいひょうき)を受領。2019年には、宗像市の「小中一貫コミュニティー・スクール」のモデル学園として、宗像の郷「中央学園」学園運営協議会を設置し、現在は1年~6年の675人の児童が通学。これまで1万442人の卒業生を送り出してきた。

 150周年を記念して昨年度、全校児童からロゴマークとスローガンを募集し、現6年生・5年生が考えたロゴマークとスローガン「東郷小150年の歴史~みんなでつなげよう未来へ!!~」を採用した。

 牛島昌哉校長は「長い歴史を持つ東郷小学校は、宗像の中心を流れる釣川同様、宗像市の核となる学校として、絶えず進化を続け、愛するふるさとへの思いを秘め、子どもたちが主体となり、東郷のみならず宗像市、日本をさらに発展させていく。子どもたちの思いを実現できるよう、私たち教職員は、不易の取り組みを大切にしつつ、新時代にふさわしい教育の在り方を求めて、今後も地域、家庭と協働してさまざまなことにまい進していく」と式辞を述べた。

 記念式典には、児童や教職員、来賓、卒業生らが出席。在校生による、小山薫堂さん作詞「ふるさと」の合唱や、1973(昭和48)年の創立100年祭で制定した校歌を披露した。

 伊豆美沙子宗像市長は「150周年を迎えた素晴らしい小学校の在校生であるのは喜ばしいこと。皆さんが受け取ってきたバトンを次の時代にも、ぜひ引き継いでほしい」と話す。

 式典後には、同校卒業生の「元サンフレッチェ広島」清水航平さん(2002年卒業)、お笑いコンビ「とらんじっと」あらたさん、「日本クラウン」千壽エマジャクソンさん(以上、2008年卒業)が講演会「夢をかなえるトークショー」を行い、在校生の質問にも応じた。

 講演会では「今まで、いろいろな経験をした上で何事も嫌なこと、やりたくないことがたくさんあって、その中で少しでも楽しみを見つけていくのが大切だと感じた。やらされているのではなく、自らやっているという捉え方が重要。いろいろなことにチャレンジして楽しみを見つけてほしい」(清水さん)、「夢は変わっていい。今自分が一番好きなことに一生懸命取り組むのが大切。今、自分は何が好きかというのを突き詰めてほしい」(とらんじっと・あらたさん)、「心からありがとうの気持ちを持って、どんなことがあっても自分を信じて突き進めば、その先に夢はかなう。在校生の皆さんのことを、ずっと応援している」(千壽エマジャクソンさん)と、それぞれ呼びかけた。

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