第19回「地島椿(つばき)まつり」が3月11日、宗像・地島の泊港(宗像市地島)で開かれる。
神湊港渡船ターミナル(神湊)から渡船で15分、人口約130人の離島・地島には約6000本のヤブツバキが自生している。毎年3月に同イベントを開いてきたがコロナ禍で中止が続き、4年ぶりの開催となる。
当日は、同島の幼稚園児と宗像市立地島小学校の児童8人(地元児童3人、漁村留学生5人)が太鼓や三線などを披露するほか、福岡教育大学(赤間文教町1)の教授による「おもしろ科学実験教室」、ワカメのつかみ取りなどのプログラムを行う。
このほか、2021年に同島で「生活排水の環境および生物に対する影響に関する実証実験プロジェクト」を行ったシャボン玉石けん(北九州市若松区)が手作り石けん教室を開くほか、プロジェクトの結果を紹介。つばき油ご飯やメカブ汁などを提供する飲食ブースや鮮魚、ワカメ、ツバキ油など島の特産品の販売ブースも設ける。
島内を横断する全長5キロの遊歩道「ツバキロード」では倉瀬展望台、沖ノ島展望台、大敷(おおしき)展望台、厳島神社、泊会場の5カ所で観光ボランティアが観光客を迎え、各所の見どころや歴史などを解説する。
宗像市元気な島づくり課の内野由太さんは「昨年もコロナ禍で開催を断念していたので、4年ぶりに開催できるのが楽しみ。たくさんの方に足を運んでもらい、地島のことを知ってもらえれば」と呼びかける。
開催時間は10時~15時。