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宗像・上八の承福禅寺でジャズイベント 一期一会のセッション楽しんで

LEENさんと承福禅寺住職の近藤紹蓮さん

LEENさんと承福禅寺住職の近藤紹蓮さん

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 宗像・上八の承福禅寺(宗像市上八)で2月23日、「お寺でジャズ」が開かれる。

海も一望できる高台に立つ承福禅寺

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 主催する宗像在住のボーカリスト、LEEN(リーン)さんは「宗像Jazz」に出演経験があるほか、ボーカル&ピアノユニット「ゆられ」として活動し、福岡市内や「Cafe&Leather Dii(ディー)」(田熊4)でライブ出演などもしている。ジャズセッションイベントができる広さの会場を探していたところ、同店で知り合い交流があった同寺の住職、近藤紹蓮(じょうれん)さんと縁があり、開催が決まった。

 「これまでは説法や朗読会、映画の上映会のほか、法要後に民族音楽などのイベントを開いたことはあったが、ジャズは初めて」と近藤さん。「『お釈迦(しゃか)様に音楽を奉納するイベント』として開ければ」と快諾したという。

 ライブイベントには、LEENさん(ボーカル)のほか、正木浩介さん(ギター)、楢崎貴久さん(ピアノ)、城戸誠司さん(ベースギター)、山嵜太士さん(ドラム)が出演し、スタンダードジャズやポップスなどを披露する予定。プレーヤーらが楽器を持ち寄って、入れ替わりながら曲を演奏するセッションの時間も設ける。ジャズセッションへの参加は事前申請方式だが、当日飛び入り参加も可能だという。

 イベント前に近藤さんによる境内の案内や座禅体験も予定。ディーのピザやカレーやドリンク類なども販売する。

「宗像ではジャズセッションを楽しめる機会が少なく、今回、イベントを企画した。その日、偶然一緒になったプレーヤーらと『一期一会』の演奏を楽しめるのがセッションの魅力。テーマの後にテーマと同じコードでアドリブが始まり、同じ曲なのに違う曲のように感じられるのもジャズならでは。ニッチな分野だが、いろいろな世代の方に音楽を楽しんでもらえたら」とLEENさん。

 近藤さんは「貴重な文化財などが残る歴史ある寺。今の時季はカンヒザクラやジンチョウゲなどの花も楽しめる。寺は敷居が高いと思われるが、イベントを通して座禅に触れる機会を持ち、寺の活性化につながれば。ぜひ気軽に来てほしい」と呼びかける。

 座禅体験は13時から。ジャズライブは14時開演。無料。セッションの申し込みは承福禅寺インスタグラム内チラシのQRコードから受け付ける。

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