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宗像にグリルサンドのキッチンカー 大阪から店と共に移住、新天地で再開

店主の高村美希さん

店主の高村美希さん

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 グリルサンドを販売するキッチンカー「The kitchen(ザ キッチン)」が11月11日、「宗像ユリックス」(宗像市久原)のわんぱく広場で営業を始めた。

コーヒーやカフェオレなどドリンクも用意する

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 店主の高村美希さんは大阪府出身。2019年から大阪・北摂エリアを中心に営業してきたが、北九州出身の夫の実家の近くに住むことになり、「海が近くて魚がおいしい地域」を探し、今年7月に家族で宗像へ移住した。

 もともと福岡に移住する予定があったことや、外で食べる食事はよりおいしく感じられることから、固定店舗ではなくキッチンカーを選んだ。「移住後もキッチンカーの営業をやめるつもりはなかった」と高村さん。キッチンカーは大阪から自家用車と共に船で運び、宗像での生活基盤を整えながら営業再開に向けて準備を進めてきたという。

 秋から春にかけてはグリルサンド、夏はかき氷を販売する。現在の看板メニューは「旨(うま)みチキンCheese(チーズ)」(600円)と「ガーリックシュリンプサンド」(650円)。スパイスに漬け込んだ肉とチーズをサンドする「旨みチキンCheese」は数種類のスパイスを使うが辛さはなく、子どもも食べることができる。「ガーリックシュリンプサンド」は高村さん自身が好きで、ハワイに留学していた時に食べた思い出の味だという。このほか、季節の食材を使った「ポタージュ」(300円)やドリンクなども用意する。食材は「道の駅むなかた」(江口)で調達するなど、地元のものにこだわる。

 再始動の地に同施設を選んだのは、自身の子育て経験から。「子どもが小さいと店内での飲食が難しい。公園ならお客さんも子どもを遊ばせながら待つことができるので、大阪でも公園で出店することが多かった。ユリックスは移住後、よく息子と遊びに来ているなじみの場所で、家族連れも多いことから決めた」と話す。

 今後は宗像・福津周辺で出店を考えているという高村さん。「宗像は子育てもしやすく、住みやすい街。これまで出店していないような場所も、どんどん開拓していきたい」と抱負を話す。

 営業時間は10時~15時30分。営業日、出店場所はインスタグラムで知らせる。次回は12月2日・3日、宗像ユリックスの風の丘周辺で出店予定。

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