宗像の「子どもの居場所ネットワーク」が現在、日頃の活動を紹介するパネル展示を宗像市役所で行っている。
「子どもの居場所ネットワーク」パネル展示を見学する伊豆美沙子宗像市長
子どもの居場所ネットワークは「みんなが安心して、遊んだり、学んだり、楽しく過ごせるよう応援する」をモットーに、町中に子どもの居場所を作り、温かく見守る大人の輪を広げるため、情報交換、研修、情報発信を三本柱に掲げて活動している。宗像市では現在、学校でも家庭でもない第三の場所として子どもの居場所づくりをしている12団体が同ネットワークに所属している。
それぞれの団体の活動を報告し合い情報共有する「子どもの居場所 情報交換会」を年2回開催しているほか、子どもの居場所情報マップの作成を行い、子どもや関連団体や市内コミュニティーセンターなどに配布している。
今回の展示は、11月20日の「宗像市子どもの権利の日」に合わせて企画した。宗像市は2012(平成24)年4月、「宗像市子ども基本条例」を施行し、子どもの権利を守るために、大人の役割や「子どもにやさしいまちづくり」の具体的な取り組み、「子どもの居場所づくり」や「子育て支援」について規定している。
伊豆美沙子宗像市長は「子どもプレーパークをはじめ、多くの団体が子どもたちのために活動してくれている。これらの活動で心が救われたり、ほっとする時間を持てたりする子どもたちも多いはず。イベントではなく日常の居場所が大切だと思うので、日頃の活動を本当にありがたく思っている」と話す。
同ネットワーク代表の林田公子さんは「この展示をきっかけに、多くの方に子どもの居場所づくりの活動を知ってもらいたい。町中に子どもの居場所を作ることが私たちの目標なので、まだまだ人も場所も足りていない。一緒に活動してくれる仲間も増やしていけたら」と話す。
11月27日まで。