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福津・ネオラログインでマーケット ママライターが企画、縁がつながる場所に

山下琴みさん(右)と小田亜沙未さん(左)。「イベンター初経験の方に企画してほしかった。斬新なアイデアにも期待したい」(小田さん)。「商店街内でマーケットができることが幸せ。ネオラログインの店も楽しんでほしい」(山下さん)

山下琴みさん(右)と小田亜沙未さん(左)。「イベンター初経験の方に企画してほしかった。斬新なアイデアにも期待したい」(小田さん)。「商店街内でマーケットができることが幸せ。ネオラログインの店も楽しんでほしい」(山下さん)

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 「ちっちゃなフリーマーケット」が5月27日、福津の光の道沿いにある「ネオラログイン」(福津市宮司浜2)で開かれる。

ネオラログイン内で開かれた過去のイベントの様子

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 ネオラログインはパースペクティブ・アール・イー(志免町)が運営。ガラス張りの小さな店や戸建てが並ぶほか、住宅兼店舗で店を営む人もいるなど「現代風商店街」を構成し、現在はサロンやスタジオ、雑貨店、コーヒー店、パン店など13店が営業している。

 マーケットを主催するのは、2児の母で福津の情報をウェブメディアやインスタグラムで発信している取材ライターの山下琴みさん。2016(平成28)年に福津に転入した当初は市外への通勤と日々の生活に追われ「寝に帰るだけの毎日」を送っていたが、第2子の育休中に福津で過ごす中で地元の魅力を知り、「その良さを発信したい」とライター業を始めた。

 両者の出会いはネオラログインで毎年開かれる「地域イベント」の取材がきっかけ。「イベント内容だけでなく、当社の理念など思いもくみ取った山下さんの記事に感銘を受けた。何より人柄も良く、一緒に仕事をしたいと思った」と同社の小田亜沙未さん。同イベント以外にも集客を図るイベントの開催を考えていたことから、山下さんに声をかけたという。

 イベント主催の経験はなかったものの、「心を突き動かされ、快諾した」と山下さん。福津は子育て世代が多いことから、不要になった子ども服やおもちゃなどをリユースする「フリーマーケット」を中心としたイベント開催に向けて準備を進めてきた。4月に1回目を開催予定だったが、雨で中止に。今回が初開催となる。

 コンセプトは「週末を福津で『愉(たの)しむ』」。当日はフリーマーケットのほか、これまでの取材先や紹介などで縁がつながった福津周辺の飲食店や雑貨店、無農薬野菜やアートの販売など9店が出店する。

 「商店街なので、地域の方にこそ来てほしい。『マーケット』で出店者のことを知り、店に足を運ぶきっかけにもなれば」と小田さん。山下さんは「これまで福津の魅力は記事を通して伝えてきたが、『マーケット』は実際に手に取って味わえる場。まだ福津の魅力に触れていない人も、ここに来ることで自然と良さを感じてもらえたら」と期待を込める。

 今回のイベントを皮切りにネオラログインでは毎月最終土曜日に「ちっちゃなマーケット」を開くほか、市内のさまざまな場所で福津の人の暮らしに寄り添う「マーケット」を開くのが山下さんの目標だという。

 「縁を大事にしてきたことで、新しいチャンスに巡り合うことができた。私がイベントを開く姿を見て『自分も何か始めたい』と誰かが思えるきっかけになれたらうれしい。新たな縁が生まれ、皆で福津を盛り上げていくことができれば」とも。

 開催時間は11時~15時。雨天中止。駐車場あり。

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