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宗像で映画の自主上映会 プラスチック汚染問題を親子で考えるきっかけに

プラスチックごみで作ったお面を着けた子どもたち。後日、プラスチックごみを使った工作を予定

プラスチックごみで作ったお面を着けた子どもたち。後日、プラスチックごみを使った工作を予定

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 映画「マイクロプラスチックストーリーぼくらが作る2050年」の自主上映会が4月9日、メイトム宗像(宗像市久原)で開催される。

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 同作は2019年にアメリカで製作されたドキュメンタリー映画。ニューヨーク市ブルックリンの小学5年生がアメリカの非営利団体「カフェテリア・カルチャー」のプラスチック削減の環境教育プログラムを受講し、2年間の取り組みを記録したもの。日本語吹き替え版が2021年に公開され、全国各地で自主上映会が行われている。

 今回の自主上映会を企画したのはNPO法人「むなかた子ども劇場」(江口、TEL 0940-62-5344)の「むんちゃんエコくらぶ」。同会は2019年に発足した親子サークルで、「こどもエコクラブ」に加盟し、ネーチャーゲームや虫捕り、磯遊びなど、楽しく遊びながら身の回りの自然のことや環境のことなどを学んでいる。現在、15組の親子が参加し活動している。

 同会担当者の德永万衣乃さんは「磯遊びを毎年行っており、楽しく遊んで終わりになっているが、ごみ拾いもしたいと前々から思っていた。この映画をきっかけに、いつも遊ばせてもらっている海への恩返しの意味でも、ごみ拾いに子どもたちが興味を持ってくれたらと思い企画した」と、きっかけを話す。

 上映会に参加する子どもには、家庭にあるプラスチックごみを1つ持参することを呼びかけており、それらを使った工作を後日予定している。

 德永さんは「海のきれいな宗像なので、ぜひ海の好きな親子に見てほしい。気楽に参加してもらい、海の現状を知ることで、プラスチック汚染問題をはじめとした環境問題を、もっと身近なこととして考えるきっかけにしてもらえたら」と思いを話す。

 上映は10時30分~と14時~の2回。会費は、大人=500円、高校生以下無料。要事前申し込み。

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