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宗像の古民家に飲食店 フレンチシェフが3店展開

店舗外観

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 フレンチレストラン「LES QUATRE SAISONS MUNAKATA(キャトルセゾン宗像)」、炭火焼き店「菜恵(なえ)の麓(ふもと)」、カフェ「琥珀(こはく)と車輪」の3店が11月23日、宗像・三郎丸の古民家内にオープンした。

(右から)シェフの上村秀字さんとマネジャーの山本美佳さん

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 今年6月に移転のため閉店した朝町のフレンチレストラン「夢季家(ゆきや)」のシェフ、上村秀字さんが展開する同店。150年の歴史がある古民家は勝屋酒造(宗像市赤間)の元酒蔵で、同酒造が赤間宿に移転した後は、長年そのままになっていたという。上村さんは「新たな出店場所を探していた時に、古民家の管理人から声がかかり、出店を決めた」と話す。

 「キャトルセゾン宗像」は、隠れ家のような雰囲気が味わえる2階に出店した。席数は3卓8席。ディナーは1組限定。宗像の野菜やジビエなどを使ったフレンチのコース料理(ランチ=5,500円~、ディナー=8,800円~)を用意する。完全予約制。

 「菜恵の麓」は地鶏やジビエを客が直接炭火で焼いて楽しむスタイル。席数は30席。メニューは、むなかた鶏(200グラム)、季節野菜のむかご蒸し、かす汁、ご飯が付く「むなかた鶏御膳」(2,000円)など。

 「琥珀と車輪」は、コーヒーや焼き菓子、キッシュなどを展開。「夢季家でも人気だった」(上村さん)というデザート「パリブレスト」(660円~)などを販売する。テイクアウトにも対応する。イートイン営業は12月以降に予定している。

 上村さんは「1つの調理場で3店舗分の料理を作る。新しいことにチャレンジして宗像の農産物、海産物はもちろん、宗像の人や土地の価値を高めたい。飲食店がいい料理を作れば自然と宗像の価値も高まるし、食材にも誇りが持てるようになるのでは。料理を通じてどこまで宗像の食材のポテンシャルを引き出せるかが目標」と意気込む。

 営業時間は、キャトルセゾン宗像=11時30分~14時、17時~21時(火曜・水曜定休)。菜恵の麓=11時~17時。琥珀と車輪=11時~15時。

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