宗像・玄海地区コミュニティ・センター(宗像市牟田尻)横の大豆畑で10月8日、「枝豆狩り交流会」が開かれる。主催は宗像市認定農業者協議会。
大豆の産地である宗像市の農業のPRや消費者との交流を目的に毎年開いてきたが、コロナ禍で2年連続中止が続き、今回は3年ぶりの開催となる。
連作障害を防ぐため毎年会場となる畑が変わり、今年は玄海コミセン側で行う。宗像・福津から成るむなかた地域ではこれまで「フクユタカ」を栽培していたが、今年から同品種の進化系「ちくしB5号」に変更。早まきが可能で、安定した供給が見込まれる品種だという。
受け付けは同コミセン横のグラウンドで行い、枝豆を束ねるあら縄(1本500円)を購入。剪定(せんてい)ばさみで枝豆の根本を刈り取り、あら縄の端と端が届く程度まで束ねた分を持ち帰ることができる。畑には同協議会の認定農業者がスタッフとして常駐し、作業の手伝いや参加者との交流も図る。
併せて、グラウンドでは宗像の大豆で作る発酵食品「テンペ」を使った商品を開発している「JAむなかたアグレステンペ大豆加工グループ」が大豆の加工食品を販売する。
剪定ばさみや軍手、収穫した枝豆の束を入れる袋などは持参し、枝豆を茎ごと持ち帰ることを呼びかけている。はさみは貸し出し(1,000円。返却時に返金)、袋(1枚50円)の販売も行う。
同協議会事務局の樺島祐介さんは「昨年も開催できるよう案を出し合ったが、中止になってしまったこともあり、『今年こそは』と思っている。普段あまり接する機会のない地域の生産者との交流も目的なので、どんどん話しかけてほしい。枝豆が大豆になることを知らない子どもたちも多いと思うので、ぜひ家族で枝豆狩りを楽しみながら学んでもらえれば」と参加を呼びかける。
受け付けは10時~14時(収穫作業は14時30分まで)。枝豆がなくなり次第終了。雨天時は9日に順延。