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海の道むなかた館でファッション・ヘアメークショー 海ごみ・神話を題材に

香蘭ファッションデザイン専門学校(左)と麻生美容専門学校(右)が参加

香蘭ファッションデザイン専門学校(左)と麻生美容専門学校(右)が参加

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 海の道むなかた館(宗像市深田)で10月10日、「2022ファッション・ヘアメークショーMICHI~道」が開かれる。

ヘアメークショーのイメージ

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 主催は演劇集団「フリーダム」を運営するフリーダムエンタテイメント(城西ヶ丘1)。世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群登録5周年を記念して同社が企画した「福岡プロジェクト」の一環で、海のごみ問題や日本神話をテーマに行う。同社マネージャーの清水聖さんは「これまで市民参加型ミュージカル『むなかた三女神』などの制作を通して、この地域に伝わる神話や海のごみ問題などを伝えていく活動を行ってきたが、若い人たちに浸透させる難しさを感じた。ファッションやヘアメークなど別の角度から伝えていくことで、若い人も興味を持つきっかけになるのでは」と期待を寄せる。

 衣装は香蘭ファッションデザイン専門学校(福岡市中央区)、ヘアメークは麻生美容専門学校(博多区)の学生が担当。学生らはテーマである「海のごみ問題」や「日本神話」について学び、ショーではイメージに沿った衣装やヘアメークを披露する。

 館内の大型スクリーンでは映像を流すほか、スロープをランウェーと活用するなど会場の形状も生かし、観客が間近で衣装を見ることができるような演出も行うという。

 「世界に目を向ける学生も多いと思うが、日本の問題や良さも知ったうえで海外に羽ばたいてほしい。提示したテーマから学生たちは何を感じ、考え、生み出すのか私たちも楽しみ」と清水さん。「宗像ではデザイナーやヘアメークアーティストなど『技術者』に触れる機会は少ない。本場のファッション・ヘアメークショーを見てもらうことで、子どもたちには夢を見る力を育んでもらえれば」と来場を呼びかける。

 オープニングアクトでは「福岡プロジェクト」の一環で9月にデビューした「プリンセスカグラジャパン」がパフォーマンスを披露する。

 13時開始。入場無料。

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