福津の市民団体「フクツ・シティ・クリエイターズ（以下、FCC）」が6月26日、職業体験イベント「ふくつこどもまつり」を津屋崎千軒なごみ（福津市津屋崎3）で開催する。

ラーメン作り体験はたくさんの子どもでにぎわった

　同イベントは「体験を通して学校ではできない経験を楽しみ、子どもたちの成長や新たな学びを通して世界観を広げてほしい」という思いを込め、ラーメン作り体験、バリスタ体験、VR宇宙遊泳体験、eスポーツレーシング体験、わた菓子づくり体験など、さまざまな体験プログラムを用意する。

　開催は今回で2回目。1回目は昨年12月に行い、「スマホに負けるな」をコンセプトに、ゲームや動画よりも面白いことを子どもたちに経験させたいという思いから、ラーメン作り体験、バリスタ体験の他、型抜きや綿菓子作りなどのコンテンツを用意し、200人を超える来場者でにぎわった。「予想以上の反響が2回目の開催につながった」という。

　FCCは「福津市に住む人たちが楽しくなるようなまちづくりを行う」をテーマにした市民団体で、福津市在住のメンバーから成る。福間ラーメン「ろくでなし」（福津市中央）の中村誠さん、「Withcoffee」（同中央）の濱田孟士さん、カムラック（福岡市博多区）の三反田潤さん、福岡テンジン大学（同中央区）の貴島道拓さん、NPO法人「SOMA」（東京都文京区）の瀬戸昌宣さんら、さまざまな業種や経験を持ったメンバーで構する。「観光など外に向けたまちづくりとは別に、住んでいる自分たちが楽しくなるようなクリエーティブなまちづくりを民間主導でやろうと考えたのが結成のきっかけ」と同団体広報担当の三反田さんは振り返る。

　今回のイベントを企画したのは「FCCのメンバーが子育て世代ということと、福津市の移住者に子育て世代が多いことが背景にある。子どもたちが成長できる場を学校以外でも作っていきたいと思いイベントを企画した」と思いを語り、「FCCは多ジャンルのメンバーで構成しているので、できることはたくさんある。子どもの世界感、福津という狭い環境から一歩踏み出せるように背中を押してあげられるような団体になれれば」と意気込みを見せる。

　開催時間は11時～16時。入場無料。