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宗像で観劇イベント 手話サークルが50周年記念に企画

手話サークル「シュワッチ」メンバー

手話サークル「シュワッチ」メンバー

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 手話サークル「シュワッチ」が10月12日、日本赤十字九州国際看護大学・オーヴァルホール(宗像市アスティ1)で観劇イベント「オズの国へ&トークショー」を開催する。

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 1975(昭和50)年に設立し、聴覚障害のある人と健聴者が手を取り合って活動している同サークル。耳が聞こえない・聞こえにくい人の障害理解および手話をはじめとするコミュニケーション方法が広がることを願って、宗像市内を中心に手話講習会や学校・行政・企業での手話通訳・啓発活動などを行っている。

 50周年の節目に上演するのは、福岡を拠点に活動する「福岡ろう劇団博多」によるミュージカル「オズの国へ」。出演者の多くが耳の聞こえない、または聞こえにくい人で構成されている。同サークルの青木光子さんは「聞こえる人の芝居に手話通訳が付くという一般的な形とは違い、聴覚に障害がある方が中心で、手話や字幕、動きに工夫を凝らしながら、障害がある人にもない人にも楽しんでもらえるように演じる舞台であることが特徴」と話す。「障害を持っているから守らなければいけないとかではなくて、今よく言われている自立と社会参加というところをしっかり果たしているのがこの劇団なので、声をかけさせていただいた」とも。

 同サークルのメンバーは「聞こえない人も、聞こえにくい人も、聞こえる人も、皆が楽しめるミュージカル。手話に興味がある人もない人も、皆さんに楽しんでいただきたい」と呼びかける。

 開催時間は13時~15時30分。入場無料。観覧希望申し込みは「オズの国へ」専用フォームで受け付ける。

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