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飼い主のいない猫を「さくらねこ」に ボランティア団体、桜まつりで募金呼びかけ

手術をするために猫を保護している様子

手術をするために猫を保護している様子

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 飼い主のいない地域猫を捕獲して不妊手術を施し、再び地域に戻す活動に取り組む「てくてくさくらねこ」の会が4月2日・3日の2日間、くりえいと宗像(宗像市くりえいと2)で募金活動とパネル猫譲渡会を行う。

食事している様子

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 同会は増えすぎた飼い主のいない猫の数を管理し、地域の環境を保つことを目的に、地域住民を中心に昨年7月に設立された。日々の活動は、自治会、行政と連携して行う。

 不妊手術は、昨年9月からは公益財団法人「どうぶつ基金」の無料手術を利用するため、筑後市まで会員が猫を搬送し手術をアシストするなどのボランティア活動を行っている。不妊手術を終えた猫は耳先をV字にカットされ、耳が桜の花びらのように見えることから、「さくらねこ」と呼ばれている。

 手術をするための資金や餌代など、設立当初は自腹で賄っていたが、それに加えて捨てられた子猫の保護、里親探しに掛かる医療費などが加わり、運営資金集めを余儀なくされている。

 同会代表の永山京子さんは「1年足らずの地域猫活動で、地域がこんなに明るくなると思っていなかった。猫が入り口の活動だったが、日頃から猫の様子に心を痛めていた人たちのケアにもなっている。餌やりの時など、老若男女、触れ合い動物園のようになる場面もよくある」と話す。

 今回の募金活動で集まったお金は日頃の地域猫活動のほか、居心地よい地域づくりのための花壇設置計画にも充てる予定。

 開催時間は10時~17時。会場は、くりえいと宗像ノースゾーン、ダイソーくりえいと宗像店前駐車場ほか。

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