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宗像・吉留「みきふぁーむ」、講習付きの貸農園始める

講習の様子。苗の種類や発芽の条件を、実物を見せながら教える

講習の様子。苗の種類や発芽の条件を、実物を見せながら教える

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 宗像市吉留で米や野菜を栽培する農家「みきふぁーむ」(TEL 090-3883-1879)が3月、講習付き貸農園を始めた。

(右から)「みきふぁーむ」の三木さん、講師の山下直行さんと山下隆広さん

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 「初心者でも野菜作りが楽しめるように」というコンセプトから、農具や肥料、苗など、必要な物は用意してあり、利用者は手ぶらで農園に来て野菜作りを楽しむことができる。初心者でもきちんと収穫できるよう毎月2回(第2・第4日曜)、講習も行う。

 講習では基本的な野菜の育て方を教える。講師の山下直行さんは長年、就農を目指す人を対象とした講習や初心者向けの野菜作りの講習をしてきた。「野菜には自分で育つ力があり、あまり人間が過保護に手をかけてはいけない。必要なときに必要な手助けをしてやることが大切。そうした基本的な野菜作りの考え方、適切な手入れのタイミングや方法を講習で伝えていけたら」と話す。

 「みきふぁーむ」の三木さんは「なかなか土に触れる機会のない子どもたちに、野菜づくりを通して土に触れ合ってもらえたら。講習の間、子どもたちは畑を探検したり虫を探したりして遊んでもらって構わない。貸農園だけでなく、収穫イベントなども今後開いていきたい」と参加を呼びかける。3月末時点で7区画に申し込みがあり、子ども連れも多いという。

 1区画はおよそ45平方メートルで、月会費は3,500円(苗、肥料、備品レンタル代、管理費込み)。講習は第2・第4日曜の10時から。

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