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福津・宮地浜「アイリーカフェ」、多くのファンに惜しまれつつ閉店へ

閉店を惜しむ多くの客から感謝のメッセージが寄せられている

閉店を惜しむ多くの客から感謝のメッセージが寄せられている

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 福津市宮地浜にある海沿いのカフェ「IRIEcafe (アイリーカフェ) 」が3月21日で閉店する。

店主の水本愛里さん

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 海沿いに立つシェアハウスの1階に出店した同店。テラスに出ると目の前に砂浜と海が広がる。木をふんだんに使った「フォトジェニック」な店も特徴。海沿いということもあり、夏場は海のレジャー客も訪れるが、地域の人、シェアハウスの住人、子ども連れ、最近ではインスタグラムを見て訪れる客など、さまざまな客が訪れる。

 ランチタイムに人気を集めているのが「本日の気まぐれご飯」。週替わりでメニューが変わり、バリエーションも豊富。閉店を前に客からアンケートを採った結果、「ハンバーグ」「唐揚げ「里芋コロッケ」が特に人気だったという。手作りのおやつでは、最近はドーナツとチーズケーキのリクエストが多いという。

 店は2017(平成29)年7月7日にオープンし、店主・水本愛里さんが一人で切り盛りしている。店名の「IRIE(アイリー)」は水本さんの名前であると同時に、水本さんが好きな曲のタイトルから命名。レゲエ用語やジャマイカの方言で「心地良い」「幸せ」「最高」「良い気分」という意味もあるという。

 水本さんは「この店は私の人生がぎゅっと詰まった場所。ここで初めてカフェを経営し、多くの人と出会い、結婚し、出産し、子育てしながら店を続けてきた。人との出会いが何より面白く、人生の一瞬一瞬に立ち会える喜びがある。店名の意味にもあるように、ふらっと帰ってこられるような『心地よさ』を目指し、この場所が誰かの『よりどころ』になれたらと思って店に立ってきた」と振り返る。

 出店する建物のオーナーが変わったことで現状のままの営業が難しくなり、やむなく閉店を決めた。今後、移転先を探すという。

 営業は火曜、水曜、土曜、日曜の12時~17時。

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