「第2回恐竜大運動会in大島」が2月11日、かんす海岸（宗像市大島）で行われた。

宗像恐竜事務局代表あいさつ

　第1回は2023年1月、神湊ガーデンキャンプ（神湊）で行った。今回は観光客が減少する閑散期に合わせ、神湊地区と大島の地域活性や島内外のコミュニケーション作りを目的に、大島で開催した。

　同運動会を運営する「宗像恐竜事務局」は2023年11月、宗像市立大島学園（大島）で開催された「むなかた子ども大学」のゲスト講師としてイベント企画の立て方についてのワークショップを行った。その後、生徒と共にイベントの準備を進めてきた。

　当日は、同園の生徒と事務局スタッフが恐竜姿で大島渡船ターミナルに集合。来島者を出迎えた後、恐竜姿に着替えた参加者と共に散歩をしながら、かんす海岸に移動し、運動会前に砂浜の清掃活動を行った。

　運動会では50メートル走をはじめ、大島学園のオリジナル競技「トロ箱リレー」をアレンジした「トロ箱恐竜デリバリー」も行い、10体一列に並んだ恐竜が、魚を入れる箱「トロ箱」を受け渡しながらリレーする様子に、ギャラリーも盛り上がりを見せていた。

　同園の生徒7人は運営スタッフとしても自主参加し、KBCラジオパーソナリティーからアナウンス指導を受けながらイベントMCに挑戦したほか、着順判定、記録係、恐竜招集、整列係などを交代で務めながら競技にも出場した。

　「一歩踏み込んだ離島観光の提案」として気軽に参加できる「恐竜フォトコン」を同時開催したことで、運動会には出場せず恐竜の姿を撮影する目的で来島した参加者の姿もあり、参加者、見学者合わせて200人が来場した。島外からキッチンカーなどの出店もあり、参加者や島民たちは競技の合間に「恐竜ランチ」を楽しんだ。

　事務局スタッフの枇杷光二さんは「恐竜というキャラクターを通すことで島外参加者も島民の方とコミュニケーションがしやすかったのでは。キッチンカーもにぎわい、島民の方も幅広い世代が参加できていてよかった」と話す。