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宗像大社で「秋季大祭」 五穀豊穣、海上安全、大漁を感謝

漁師船団による「みあれ祭」

漁師船団による「みあれ祭」

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 「秋季大祭」が10月1日~3日、宗像大社(宗像市田島)で行われる。

大のぼりや大漁旗をはためかせた漁師が船団を組む

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 五穀豊穣(ほうじょう)と海上安全、大漁を感謝する秋季大祭の幕開けを飾る10月1日の「みあれ祭」では、沖津宮(沖ノ島)の田心姫神(たごりひめのかみ)、中津宮(大島)の湍津姫神(たぎつひめのかみ)の「御神威(ごしんい)」を載せた2隻の御座船と共に、地元漁師の漁船団が竹に大のぼりや大漁旗を掲げながら、15キロのコースを1時間かけて大島港から神湊(こうのみなと)まで海上パレードを行う。

 宗像大社権禰宜(ねぎ)の黒神直豊さんは「今年も宗像七浦(ななうら)の船団が約120 隻で参加予定。海上でみこしを載せた御座船が船団に供奉(ぐぶ)されながら海上を巡行する」と話す。

 国家の安泰・五穀豊穣を感謝して古くから「田島放生会(たじまほうじょうえ)」と呼ばれる2日の大祭では、流鏑馬(やぶさめ)神事、市指定無形民俗文化財「主基地方風俗舞(すきちほうふうぞくまい)」、「翁舞(おきなまい)」を奉納する。

 3日は18時から、「高宮神奈備祭(たかみやかんなびさい)」が宗像大神降臨の伝承地である宗像山・高宮で行われ、みあれ祭で迎えた宗像三神に秋祭りの無事斎行を感謝し、宗像三神の神威無窮(しんいむきゅう)を祈念して祭りを締めくくる。

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