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宗像で「ミニイングリッシュキャンプ」 対象学年拡大、英会話の機会増やす

ミニイングリッシュキャンプの様子。英語での説明に耳を傾ける児童ら

ミニイングリッシュキャンプの様子。英語での説明に耳を傾ける児童ら

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 自由ヶ丘南小学校(宗像市朝町)で6月29日、「ミニイングリッシュキャンプ」が行われ、6年生39人が参加した。

伊豆市長も英語を使ったゲームに参加。体を動かしながら声に出すことで、言葉を吸収しやすくしているという

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 宗像市では英語の学習意欲の向上を目的に、一日中英語を使った活動を行う「イングリッシュキャンプ」をグローバルアリーナ(吉留)で開いている。市内の全小学4年生が対象の同キャンプは児童や教員から好評で、他学年でも継続して開催を求める声が上がっていたことから、本年度は対象学年を拡大。市内の小学3年・5年・6年・中学1年生が2時間の英語活動を行う「ミニイングリッシュキャンプ」を初めて企画した。小学5年生は年3回、小学3年・6年・中学1年生は年1回予定している。

 「レンジャー」と呼ばれる講師を務めるのは、将来日本や母国で英語を教えるための英語教授法を学ぶ教員志望の外国人学生ら。夏休みを利用してアメリカから来日し、1カ月間グローバルアリーナに滞在しながら「イングリッシュキャンプ」「ミニイングリッシュキャンプ」のレンジャーとして活動している。

 当日は、少人数のグループに分かれ、2年前の「イングリッシュキャンプ」で練習したあいさつや自己紹介などの基本的な定型文を復習したほか、6年生で学習する単元の英語表現についても繰り返し練習した。キャッチボールやかるた取りなどのゲームのほか、レンジャーとの一対一の会話にも挑戦。コロナ禍では自粛していたハイタッチなどでコミュニケーションを楽しむ姿も見られた。

 同キャンプでは、スピーキングとリスニングに重点を置き、「ゲームで競う」など体を動かしながら繰り返し声に出す「アクティブトレーニングドリル」を導入。五感で学ぶことで、言葉も吸収しやすくなるという。

 参加した児童は「レンジャーがゲームなどで盛り上げてくれたし、英語で話せて楽しかった。説明も全て英語だったが、ゆっくり分かりやすく話してくれたので理解できた。2年前の『イングリッシュキャンプ』の時より、少し成長できたのでは」と話していた。

 キャンプの視察に訪れた伊豆美沙子宗像市長も児童らと共にゲームに参加。「学習として英語を学ぶのではなく、『英語はコミュニケーションの方法の一つ』ということを子どもたちが理解し、学んでいってもらえれば」と期待を寄せる。

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